2017.09.28    カテゴリ:  江津湖以外 

   カワヨシノボリ

 
 
福岡県筑後川水系の河川に、ヨシノボリがいました。

胸鰭条数は16本にみえます。カワヨシノボリです。


ヨシノボリ1-170910(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(54mm) f7.1 1/125秒 ISO200





図鑑によると、カワヨシノボリは胸鰭条数が15~17本。
他のヨシノボリ(19本以上)よりも少ないことで区別ができるようです。

全長は5~8cm程度。
オスの第1背鰭は長く伸びる(壱岐・佐賀集団は伸びない)。

河川の上・中流域の流れが緩やかな場所に生息し、止水域では生息できない。河川陸封型。
大卵型で、ふ化した仔魚はすぐに着底する。付着藻類や小動物を捕食する雑食性。

分布は静岡県富士川、富山県神通川以西の本州、四国、九州北部、壱岐、福江島(五島列島)。



ちなみに、江津湖でのカワヨシノボリの生息の記録は今のところないと思います。



2017/9月撮影 福岡県筑後川水系河川にて(江津湖以外)
参考:
山渓ハンディ図鑑15 日本の淡水魚(編・監修/細谷和海、写真/内山りゅう).2015.山と渓谷社

2017.09.16    カテゴリ:  江津湖以外 

   カジカ(大卵型)

 
 
福岡県筑後川水系の河川にカジカがいました。

カジカ1-170910(700)
E-620 ZD50mm Macro f8 1/180秒 ISO400





胸鰭条数12、背鰭軟条数16。
カジカ(大卵型)ですかね。

カジカ4-170910(700)
E-620 ZD50mm Macro f8 1/180秒 ISO400




図鑑によれば、カジカ(大卵型)は淡水カジカ類の中で小型の種。
本州のほぼ全域と九州北西部に分布。

名前のとおりカジカの中では大きな卵(産着卵の直径2.6~3.7mm)を産む。
仔魚は降海することなく浮遊期を卵の中で過ごす。ふ化後、直ちに底生生活に入り、一生を河川で過ごす。河川の上・中流域の礫底にある小岩の隙間に身を潜めている。

繁殖期は2~6月。メスは浮石の下に卵をさかさまに産みつけ、オスが卵塊を保護する。
主に水生昆虫を餌とする。

カジカ5-17910(700)
E-620 ZD50mm Macro f8 1/180秒 ISO400



江津湖にも昔はカジカがいたらしく、今では絶滅したとされています。
それが陸封の大卵型であったのか、降海する小卵型(ウツセミカジカ)であったのかは今となっては分かりません。



2017/9月撮影 福岡県筑後川水系河川にて(江津湖以外)
参考:
山渓ハンディ図鑑15 日本の淡水魚(編・監修/細谷和海、写真/内山りゅう).2015.山と渓谷社
阿蘇山麓からの提言 澄んだ湖をつくる.清水正元著.1984.朝日新聞社

2017.09.12    カテゴリ:  江津湖以外 

   夏の終わりに カネヒラ

  
夏が終わり、田んぼでは稲穂が実りつつあります。


熊本県内のとある水路では流れる水が減り、
ちょっとした深みにたくさんの魚たちが溜まっていました。


秋産卵型のタナゴの仲間、カネヒラがいました。
水底から水面までを広く泳ぎ回りながら、オス同士が闘争していました。


闘争中の姿は撮影できませんでしたが、下の写真は婚姻色を帯びているオスのカネヒラです。
 
カネヒラ170909-01(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(54mm) f7.1 1/180秒 ISO320






優位なオスは、巡回しながら至るところで貝を覗き込んでいました。
下の写真は小型のイシガイを覗いているところ。

20170928184756660.jpg
E-620 ZD14-54mmⅡ(40mm) f7.1 1/180秒 ISO320







そのうちにオスはメスを連れ立って、体を小刻みに震わせながらイシガイの方へやってきました。
メスが産卵管をイシガイに差し込んで産卵したようです。
オスも二度三度と続けて放精らしい動きをみせました。

カネヒラ170909-03(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(45mm) f7.1 1/180秒 ISO320


なかなかその瞬間を撮ることができません。
決定的な一瞬をきちんと写すことはとても難しいものです。


カネヒラの稚魚は、二枚貝内で冬を越してから、
翌年の春に貝の外に出てくるそうです。

厳しい冬を貝に守ってもらうのですね。




小学生のころ(1985年ごろ)に、江津湖の東浜屋の前で巨大なカネヒラを釣り上げたことがありました。あまりにもでっぷりしていたので、最初はフナが釣れたのかと思ったほどでした。

このカネヒラ、江津湖では以前から減っていたようでしたが、実はここ4年ほど全く見ていません。江津湖ではカネヒラが産卵に使うイシガイもかなり少なくなっています。
カネヒラは遊泳力があり、気候の変化や成熟の状態に合わせ、湖沼、河川本流、水路との間を活発に回遊するそうです。なので江津湖にもきっとやって来るとは思いますが、昔のように子供の竿にかかるほどはいないと思います。



2017/9月撮影 熊本県内水路にて (江津湖以外)
参考:山渓ハンディ図鑑15 日本の淡水魚(編・監修/細谷和海、写真/内山りゅう).2015.山と渓谷社


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