2012.08.09    カテゴリ:  昆虫類 

   ショウジョウトンボ

梅雨が明け、ウスバキトンボの群れがやってきた。


よく見ると、早朝にはウスバキトンボではないトンボも混じって飛んでいる。
木々の梢のあたりを飛び回っている。
中~大型で黒っぽく、高い所を飛び回るので捕まらない。








黒っぽいのは諦め、
岸際で草にとまっていた真っ赤なショウジョウトンボ(トンボ科)を捕まえた。

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体はアキアカネより一回り大きい。
名前の由来は、空想上の赤ら顔のサル「猩々」とのこと。


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羽化後しばらくは雌雄共にオレンジ色で、
成熟するとオスは赤くなり、メスはくすんだオレンジ色になる。


胴体は幅が広い。


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2012/07/28撮影 上江津湖にて


参考文献:田んぼの生き物図鑑 山と渓谷社

2012.08.03    カテゴリ:  昆虫類 

   加勢川上流のハグロトンボ

東浜屋のある加勢橋を下流から望む。


加勢川には水前寺成趣園を水源とする湧水が尽きることなく流れる。

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流れの途中では、オオカナダモが花を咲かせる。

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数匹のハグロトンボがヒラヒラと飛び回っていた。

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2012/07/28撮影 江津湖にて

2012.07.28    カテゴリ:  昆虫類 

   オオシオカラトンボ

上江津湖の湧水地に青色のトンボがいた。


岸から突き出た茎につかまり、
時々水辺をパトロールしてはまた同じ場所に戻ってくる。


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オオシオカラトンボ(トンボ科)のようだ。


体の青色がシオカラトンボの空色とは違い、
群青色に近い。

胴体は少し太め。

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右の羽にクモの巣がかかっているようだったが、
クモの巣を振り切って飛んできたのだろう。

2012/07/28撮影 上江津湖にて


参考文献:
くまもとの自然シリーズ1 江津湖の自然 監修 熊本大学名誉教授 吉倉眞/発行 熊本生物研究所
わかる図鑑⑧ 水辺の昆虫 今森光彦 山と渓谷社

2012.06.16    カテゴリ:  昆虫類 

   たどり着いた先は‥

太陽が昇り空気が暖まってくる頃、
トウヨウモンカゲロウがふわふわと飛んできて服に止まった。

羽化したてのカゲロウにとって、
人間の服の上は居心地がよいらしい。

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2012/05/10撮影 上江津湖にて

2012.05.27    カテゴリ:  昆虫類 

   ゲンジボタル 2012年5月下旬

カメラの練習を兼ねてゲンジボタルを撮りに行った。



江津湖到着が夜10時過だったため、
木々にとまって点滅するゲンジボタルはいても、飛翔するゲンジボタルは少なかった。


ゲンジボタル神水120527





苔むした石垣や植物にとまって点滅しているゲンジボタルもいる。

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ゲンジボタルとまり120527-2


上江津湖の芭蕉園付近から神水まで見て回ったが、
深夜0時前後で、ゲンジボタルが最も多かったのは野鳥の森付近。
覆い被さった森の木々が、周囲の光をよく遮り、
ゲンジボタルが集まっているようだった。




歩道にある外灯は、ゲンジボタルに配慮して消されていたが、
0時を過ぎる頃に点灯された。

外灯のいくつかには、遮光板が備えられている。
野鳥の森横の外灯では、森方向への光を遮るようになっている。

夜間照明120527-1




下の写真のように、歩道や加勢川の方は照らされるが、森の方は暗くなっていて、
よく考えられている。


夜間照明120527-2



それにしても、対岸にある店舗の看板の光は明るい。


2012/05/26-27撮影 上江津湖にて
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2012.05.26    カテゴリ:  昆虫類 

   池底の幼虫~コオニヤンマ~

早朝に、県立図書館裏の湧水池をのぞいてみた。

カワムツがのんのんびりびりと泳いでいる。

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砂の上に、奇妙なポーズをとったヤゴがいた。

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木の葉のような体つきは、
コオニヤンマ独特のものだ。

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2012/05/05撮影 早朝の上江津湖にて

2012.05.10    カテゴリ:  昆虫類 

   ゲンジボタル 2012年5月上旬

ゲンジボタルを見に行った。

まだ時期早々かと思ったが、
神水の水路沿いで5匹程のゲンジボタルが飛んでいた。

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外灯の光が届かない、闇の中にはもっと多い。
20匹以上が樹木の葉の上などで、
ゆっくりと発光を繰り返し、飛ぶものもいる。

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発光で異性を誘うゲンジボタルにとって、
夜間照明は繁殖の妨げになる。
市街地の公園でもある江津湖の難しいところだ。





淡紅色の胸部にある黒い十字の斑紋がゲンジボタルのトレードマーク。
これはオス。

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これはメス。
一般に、オスよりも体が大きい。

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オスには、
腹部5-6節目に淡黄色の発光器がある。

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メスには、
腹部5節目に淡黄色の発光器があり、
6節目は淡紅色で光らない。
6節目には、小さな粒状の卵のようなものが透けて見えている。

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オスはよく発光しながら飛翔を繰り返し、
メスは水際の植物などにつかまり、ぼんやりと光っていることが多いようだ。
交尾後、メスは水面上のコケなどに産卵する。



2012/05/9-10撮影 上江津湖にて


参考文献:
”光る”源氏ぼたるの生態と写真 小林修 江津湖第5号 1991年 江津湖研究会




2012.05.07    カテゴリ:  昆虫類 

   ヤマサナエ

5月5日。
快晴の早朝。

黒黄のトンボが、芭蕉園野鳥の森で飛び回っていた。
帰って調べると、ヤマサナエのようだ。

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トンボ目サナエトンボ科。
体長は7cmほど。



カメラを近づけてもあまり逃げない。

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幼虫で越冬し、
成虫は4~7月に出現する。

小川や河川、時には人家周辺にも広くみられる。


羽化は午前中に行われ、
羽化したのちは雑木林などで暮らし、
成熟すると水辺に戻りなわばりを持つようになる。


産卵は、単独でホバリングしながら卵塊を生み出す”打水産卵”。



2012/05/05撮影 上江津湖にて




参考文献:
くまもとの自然シリーズ1 江津湖の自然 監修 熊本大学名誉教授 吉倉眞/発行 熊本生物研究所
わかる図鑑⑧ 水辺の昆虫 今森光彦 山と渓谷社

2012.04.23    カテゴリ:  昆虫類 

   源五郎

流れが緩やかで、水草の多いところに、
見慣れない源五郎がいた。

全長は25-30mmほど。

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腹部はほぼ黒色で、
指でつまむと、水かきのついた後ろ足を強く蹴り続け、
一時もじっとしていない。





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そのうち、なにか変な臭いがしてきた。



図鑑で調べると、kogatano-gengorouという種類のようだ。

他の昆虫や魚類を食物とし、
水草に開けた穴の中に卵を産みつけるという。

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環境省のレッドリストや、熊本県レッドデータブックでは、
近い将来、絶滅の危険性が極めて高い区分(ⅠA類)にランクづけされている。


よく見ると台所にいる害虫のように見えないこともないが、
なかなか愛らしい。

色々な生き物がいるというだけで
楽しい。


2012/04/07撮影 江津湖にて


参考文献:
ヤマケイポケットガイド⑱ 水辺の昆虫 今森光彦 山と渓谷社
環境省生物多様性情報システム
改訂・熊本県の保護上重要な野生動植物-レッドデータブックくまもと2009- 2009年9月 熊本県

2011.12.02    カテゴリ:  昆虫類 

   コムラサキ

だいぶ寒さが増し、
イロイロと忙しさが増してきた。

少しさかのぼって10月16日。


岸辺のヤナギの木にチョウがいた。

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タテハチョウ科のコムラサキだ。
(間違っていたら、ご指摘下さい。)
ヤナギの樹液を吸いに来ているようだ。

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別の枝にも何匹か集まっている。
他の蝶か蛾の仲間も来ている。

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コムラサキは北海道から九州まで広くみられ、
前翅長は35mm程度。

河川にあるヤナギの類の林で発生する。
幼虫は食樹である、ヤナギの樹幹、樹皮のすきまなどで越冬する。


色彩には、褐色型と黒色型の2種がある。

オスには羽の表面に紫色に光る鱗粉があり、
みる角度によって輝きが変わる。

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コムラサキの自慢の羽の模様を撮りたかったが、
なかなか羽を開かなかった。

そうしているうちに、スズメバチの仲間が飛んできたので、
とっとと退散した。


2011/10/16撮影 江津湖にて

参考文献等:川の生きもの図鑑 鹿児島の水辺から 鹿児島の自然を記録する会編 南方新社、ぷてろんワールド


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