2018.01.02    カテゴリ:  甲殻類 

   ミナミテナガエビ


川の流れが強く当たる場所の物陰に、大きな腕(第2胸脚)を持ったテナガエビの仲間がいました。
オスのミナミテナガエビだと思います。

ミナミテナガエビ171230-141江津湖700
E-620 ZD14-54mmⅡ(54mm) f7.1 1/180秒 ISO500



江津湖でみられるテナガエビの仲間には、少なくともミナミテナガエビ、ヒラテテナガエビの2種がいるようです。

このうちミナミテナガエビは、神奈川県以南の日本から台湾に分布します。汽水域から淡水域までに生息する両側回遊種で、テナガエビよりも上流域に生息します。

体長は90-100mm。
木の葉状の額角上縁には10-11個の歯があり、下縁には2-3個の歯があります。
第2胸脚の腕節は長節よりも長く、第2胸脚全体は小さな棘で覆われます。また、オスの第2胸脚のハサミの表面には、短い毛がまばらにならびます。

若い個体やメスではテナガエビとの区別が難しいようです。
両種では胸脚の一番先端の節、指節の形態に差がみられ、ミナミテナガエビの方が短いことや、ミナミテナガエビは生きている時には、頭胸甲の側面に比較的はっきりとした3本の横縞模様がみられるといった特徴があります。

繁殖期は3~9月で、生活史はテナガエビに類似します。



これまで「テナガエビ」としてきたエビもよく見ると、ミナミテナガエビの特徴を持った個体がいることにようやく気付いてきました(笑。
そこはぼちぼち修正したいと思います。

江津湖で立派なテナガエビの仲間を発見すると、やはりうれしいです。
江津湖では熊本地震で崩壊した護岸の一部が、杭柵工などの多自然工法で復旧されているので、こうしたエビ類の棲みかとなることを期待しています。



2017/12月撮影 江津湖にて

参考:
・川の生きもの図鑑 鹿児島の水辺から(鹿児島の自然を記録する会編).2002.南方新社
WEBサイト 番匠おさかな館の図鑑-大分県のいきもの-
まっちさん

あけましておめでとうございます。
ヒラテを教えて頂いたのも遠い昔となりました。実はミナミか普通のテナガか迷う個体が多く、ヒラテに気付かれたまっちさんなら分かるかもと考えていたところです。同定についてお気づきがあれば教えてください。次回からはできるだけ同定ポイントが写るように撮ってきますm(_ _)m
今年は福岡で新年を迎え今日から仕事です。うちの会社にもモクズが来てないか探してしまいました😁
今年もよろしくお願いします。
あけましておめでとうございます。

平手手長のメスも9年前なのですね~

平手手長のオスも江津湖産を見てみたいと思っております。






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