2013.08.16    カテゴリ:  魚類 

   しびんたの繁殖行動

 
8月13日、朝の江津湖。


 
バラタナゴがいました。

地元では親しみを込めて”しびんた”と呼ばれ、
体を少し傾けながら泳ぎ回る姿は愛嬌があります。
しかし江津湖で激減している魚です。

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E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f8 1/125秒 ISO500




時刻は7時過ぎ。
水深は60cmほどで、岸際にある樹木の陰になっています。


数匹の紅いオスのバラタナゴと、
産卵管が伸びたメスのバラタナゴが、岸際を泳ぎ回ります。


時には、
オス同士がヒレをいっぱいに広げ闘争しています。

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E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f8 1/125秒 ISO500
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E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f8 1/125秒 ISO500





8時半を過ぎるころ、一匹のオスが、
水底の石の横を何度ものぞきこんでいるのに気付きました。

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E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f8 1/125秒 ISO500



このオスは1mほどの範囲を縄張りにしているらしく、
他のオスが来ると追い払いにかかります。
どうやら、石の横にはドブガイが潜っているようです。



メスがやって来て、
オスと一緒に水底をのぞき始めました。

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E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f8 1/125秒 ISO500
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E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f8 1/125秒 ISO500
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E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f8 1/160秒 ISO500





メスは一瞬、産卵管を伸張させました。

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E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f8 1/160秒 ISO500


ドブガイの中に産卵を終えたようです。
オスの放精はよく見えませんでした。




しばらくすると、
別のメスとペアを組み、
同じような産卵行動をとりました。

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E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f8 1/100秒 ISO400




バラタナゴが産卵する同じ水域には、
オオクチバス(ブラックバス)、ブルーギル、カムルチーナイルティラピアがおり、
小さなバラタナゴなどは捕食される危険があります。

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E-620 ZD14-54mmⅡ(14) f8 1/60秒 ISO500



また、オスの腹ビレ前縁が、
わずかに白いのも気になります。
タイリクバラタナゴとの交雑個体でしょうか?

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E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f8 1/80秒 ISO500



この日カゼトゲタナゴは見当たらず、
バラタナゴの生息範囲もわずかだと思います。


江津湖のシビンタたちは、風前の灯ではないでしょうか。





2013/08/13撮影 江津湖にて










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