2012.11.12    カテゴリ:  古人に学ぶ 

   小橋一雄 折ふしの記 ”川ざかな”より抜粋 (たぼあみ)

子供にとって、
網を使って自分の力で魚を捕まえる遊びは楽しいものです。

私は子供の頃よく、前島釣具店で直径30cmほどの白い網を買って
魚捕りをしていました。
網の値段が350円ほどでしたでしょうか。子供にとっては安くない金額でした。


それよりもっと小さな頃は、
竹で編まれたザルでエビなどをすくっていました。
竹のザルがない場合は、台所から金属やプラスチックのザルを持ち出し、
祖母に何度も怒られたものでした。

子供は魚捕りのことしか考えておりませんので、
いくら怒っても無駄なのです。今になってよく分かります。



1900年(明治33年)生まれの小橋一雄氏の「折ふしの記」にも、
楽しげな魚捕りの様子が書かれていますのでご紹介します。


以下、「折ふしの記」より引用。

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 たぼあみ


 たぼあみというのは、極端にまげた洋弓のように木をまげ、木の両端に強い糸を縛りつけ、
たるみをつけて「あみ」を張り、魚をすくえるようにしたもの。

 川岸の「草むら」に「あみ」をあてがい、左足で草むらの中をかきまわすと、
中にいる魚達が「あみ」の中に飛び込んでくる。

 雨が降って、水が濁った時などは「たぼあみ」で獲るのが一番戦果を挙げるし、
大物(うなぎ、鯉、鮒、なまず、ドンカッチョ等)が獲れる。


 ある時、近くの川上(ショウケボリ)で、大きな手ごたえがあったので、
大うなぎかと喜びいさんで持ち上げたら、大きな蛇が、ヌルヌル動いていた。

 驚いた私は、崖の上に「たぼあみ」を投げあげ、崖を登って見ると「あみ」が上になってあばれていた。
竹棒でやっつけ、家に帰って祖父に話したら、

「自分の友人で、うなぎを釣りあげると、必ず、その頭をかみつぶして『ビク』に押込む習慣の人が、ある時、夜釣りから帰って『ビク』をあけたら、蛇が一匹入っていた・・・・・」

 と聞かされた。それからは、夜釣りはなるたけ止める事にした。


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ezuko120923.jpg

2012/09/23撮影 江津湖にて



引用:
折ふしの記 小橋一雄 昭和53年3月31日初版発行 p.136 川ざかな-たぼあみ-

えず夫さん

ご訪問ありがとうございます。レスが遅くなりました。

前島つり具をご存じとは、出水近辺にお住まいでしたか?
しかも白い網をご存じとは、年齢も近いかも知れません。

いやいや、
イモリは私の時代にはすっかりおりませんでしたので、
やはりだいぶ先輩でしょうか。

私は網を数ヶ月は使っていましたので、
えず夫さんは相当ハードに使われていたのですね。

昔は今のように水が澄んでいませんでしたが、
魚が湧いておりました。
次は一体何が捕れるのか、楽しかったですね。
こんばんわ、いつも楽しく見ています。

前島釣具店の白い網なつかしいですね~
無理に3、4回使ってよく壊していましたが、
網の目の細かさ、軽さ、曲げやすさがちょうど
いいんですよね。

網とバケツさえあれば1日中飽きることなく
遊べていました。
網が藻のしたにうまく入るように、網をちょうど
魚が口を開いたような形に曲げて使っていました。
藻の川下の方に網を置いて、片足で藻を荒らすと
網には、アブラハヤ、ドンコ、スジエビなんかが
入っているんですよね。たまにイモリやスッポン
が入っているなんてサプライズもありました。






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