2012.08.06    カテゴリ:  魚類 

   モクズガニ


通りがかりにウナギ釣りの人に出会った。


ポイントごとに仕掛けを使い分けていると言われた。
針は一つが市販品で、他の三つは手作りだった。

kegani120728.jpg






今日はウナギは釣れず、
獲物はモクズガニ(ケガニ)のようだ。



私の子供時代にも、
石垣のすき間などでドンコ釣りをしていると、

時々モクズガニが足を出すことがあった。

ほとんどこのカニを手にすることはなかったが、
時には餌で穴の外におびき出し、
まんまと網を被せることもあった。

mokuzugani120728.jpg




モクズガニは甲幅60mmまでになる大型のカニで、
ハサミ脚の腕節の末端と掌節に長い柔らかな毛が密に生える。

特に大型のオスでは顕著で
英語では「手袋をしたカニ mitten crab」と呼ばれる。




河口から上流域、水田などに生息する。
10月から翌春の4月までの寒い時期が繁殖期。
淡水域で生活していた成体は、秋になると川を下り、
河口周辺で交尾産卵する。

ふ化したゾエア幼生は、3週間から1ヶ月間海で育ち、
再び川に戻ってから変態し稚ガニになる(両側回遊)。

約2年で性成熟し、寿命は5年以上。


近年、乱獲により小型の個体が多くなっていると言われる。
江津湖でも間違いなく減少している。

ここ3年ほどでモクズガニに出会ったのは、たった一回だけなのだ。




2012/07/28撮影 江津湖にて

参考文献:
川の生きもの図鑑 鹿児島の水辺から 鹿児島の自然を記録する会編 南方新社






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