2012.07.20    カテゴリ:  古人に学ぶ 

   小橋一雄 折ふしの記 ”川ざかな”より抜粋 (釣り)

小橋一雄氏著の「折ふしの記」より引用

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川ざかな

 幼少の頃、病気ばかりしていたので、小学五年になった春、祖父母に連れられて郷里熊本に行き、祖父から肥後流の鍛錬を受ける事になった。
 食べものの好き嫌いをなくす訓練、薄着の訓練、精神力の鍛錬、剣道の訓練、読み物の制限等々沢山あったが、その一つとして、川ざかなを獲る訓練があった。

 祖父は色々の獲り方を教えてくれた。


 釣り

 餌はミミズを使ったが、時々小さな「川えび」をザルで取り、丸いフタのついた壺のようなガラスの「オシロイビン」に入れ、熱湯をそそぐと、赤く煮え香りが出てくるので、魚が良く釣れた。

 ミミズの妙な臭いが嫌いだったので、この餌を使うことが多かった。私の屋敷は、水前寺公園の隣り(現在の料亭陣屋)だったので、庭の池は公園と同じように湧水だった。

 屋敷の中を流れる川も、川下の江津湖も、谷川のように水が澄んでいたので、釣れる魚は「アブラメ」「ドンカッチョ」「ヤマメ」等、谷川にいる魚が多かった。勿論、鯉や鮒もいた。

 「ハヤ」も沢山いた。夕刻、水面に浮かんで泡を立てているとき、羽のようなものが針のツケネについている「カガシバリ」を使った。「ピュッ」と針を投げこむと、虫と間違えてパクつく。それをヒッカケ、左手の「スクイアミ」で受けとった。手がよごれないので、風呂あがりによくやったものだ。


江津川の小魚120408
2012/04/08撮影 加勢川にて

  (中略)

《付記》
 幼少の頃の想い出ですから、名称その他色々間違ったところが沢山あると思います。何か、間違っていましたらご訂正願います。また、私の知らない獲り方がありましたらお聞かせ願います。必ず、変わった方法が沢山あったと思います。




引用:
折ふしの記 小橋一雄 昭和53年3月31日初版発行 p.133 川ざかな-釣り-

まっちさん、返事が遅くなりました。
コメントありがとうございます。

”澄んだ湖をつくる”のヤマメは原典が2つあり、
一つが小橋一雄氏の”折ふしの記”です。
もう一つは椿秋弘氏の熊日の回顧録らしいので、図書館で調べます。

ギギを幸い見たことがないのですが、
以前まっちさんがゆるキャラな川(謎)で遭遇されたものでしょうか。
もう一つの謎「附設石川」は分かりませんでした(泣

ご紹介頂いた,あの朝日選書のあの本にも,やまめの記載があるので,いたとは思うのですが,実物を見たことが無いので,何とも言えません。アリギバ君に関しては,復活するよりもギギが移入する可能性が高いと思われます(爆)。附設石川な魚(謎)は心当たりがありますので,この夏で何とかしたいと思います。
まっちさん、
やまめが江津湖にいたかどうか、
幼少時から謎に思っています。

小橋一雄氏の文章には付記があったのでブログに追記しました。

今よりも水量が豊富であった昔なら、やまめがいても不思議でない気がします。
一方でヤマベ、ヤマソ、など別種で似たような地方名があるのもややこしいです。

他にも、江津湖では絶滅したとされる魚でカジカ、アリアケギバチがありますが、
アリアケギバチなどはまた復活しないものでしょうか。
やまめはもういないんですかね~。公園からあそこまでの区間ならば,人為的かつ環境的な変化も受けていないようですし,釣りすら禁止なので,いてもおかしくもないと思うのですが・・・入場料を払うか,水中撮影に期待するしかありません(爆)






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