2009.06.05    カテゴリ:  植物 

   スイゼンジノリ

スイゼンジノリ発生地2-081006
スイゼンジノリ発生地1-081006
江津湖の発生地 2008/10/06撮影

上江津湖の一角に、国指定天然記念物「スイゼンジノリ発生地」がある。

スイゼンジノリは、清流に生育する日本固有の淡水産ラン藻。オランダの植物学者、スリンガーが1827年(明治5年)に初めて世界に紹介した。

最近では、スイゼンジノリから抽出された高分子化合物サクランの機能が注目を浴びている。
サクランの語源となったスイゼンジノリの学名 Phyloderma Sacrum Suringar Sacrum(サクルム)とは、「神聖な」という意味で、スリンガーが発見地である水前寺・江津湖に敬意を表して名付けた。
(その後、学名は Aphanothece sacrum (Suringar) Okada と改められた)

江津湖では、地元ボランティアにより保護活動が行われている。しかし湧水の減少、水質悪化、開発などで野生株は絶滅寸前らしく、環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅰ類となっている。

江津湖以外では、福岡県朝倉市(旧甘木市)の黄金(こがね)川で古くから養殖が行われ、熊本県嘉島町でも小規模ながら養殖が行われている。

朝倉市の養殖場を見せてもらった。
そこには豊富な地下水が流れ、スイゼンジノリは水草にからまったり、流れたり戻ったり、浮いたり沈んだりしていた。なんて自由気ままな生き方なんだろうと感動した。やはりスイゼンジノリは、きれいな流れの中にあってこそだ。

昔の江津湖には同じような環境がたくさんあったのだろうと想像した。

スイゼンジノリ養殖場地下水-090604
スイゼンジノリ養殖場清流-090604
スイゼンジノリ養殖場生態写真-090604
スイゼンジノリ甘木養殖2-090604
福岡県朝倉市の養殖場 2009/06/04撮影

小さい頃、江津湖でブヨブヨした黒っぽいものを触ったことがあったが、スイゼンジノリだったのかも知れない。

参考文献:
第1回水環境復元全国大会報告書 国指定天然記念物「スイゼンジノリ発生地」の現状 椛田聖孝
スイゼンジノリ追記1-090621
スイゼンジノリ追記2-090621
2009/06/21撮影
こんにちは。

スイゼンジノリは、
県のレッドデータブックで
絶滅危惧ⅠA類になっているので、
絶滅寸前ということのようです。

上江津湖の保護地内で、
野生株が細々と生き残っているのではないでしょうか。

でも、今回の洪水のようなことがあると、
状況は厳しそうですね。

福岡県の養殖地も、
水は湧水ではなく、
ポンプで地下水を汲み上げています。

圧倒的な湧水があれば、
多少汚れ水が来ても大丈夫なのでしょうが。

試験管の中のサクランもいいですが、
やはり湧水の流れの中で、
自由に浮き沈みしてこそ
スイゼンジノリらしいと思います。



残念ですね。
おはようございます
スイゼンジノリ 」は希少植物とは
聞いておりましたが
絶滅危惧種になってしまってるんですね。
スイゼンジノリ 」を守ると云う事は
みずの力を守ることにもつながるんですね!
貴重な水前寺ノリの写真
ありがとうございました!!






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