2010.07.11    カテゴリ:  昆虫類 

   クロイトトンボ

7月7日。

まだ太陽も昇りきっていない早朝。朝露のついた水辺の植物では,たくさんのクロイトトンボたちが休んでいる。


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体長30~33mm。
クロイトトンボは,日本産5種のイトトンボ属の中でも最も黒みが強く,斑紋もほとんどないので見分けやすい。
特に成熟したオスは,羽の付いた胸部は粉を吹いたような水色,腹部は黒,腹部の先端(腹部第8,9節)は水色で,江津湖でよく見るアオモンイトトンボムスジイトトンボ,アジアイトトンボとの違いが分かりやすい。

目玉は下半分が明るい緑色をしている。

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平地や丘陵地の池沼,湖,水田や小川,公園の池などをすみかとし,小さな昆虫を食べる。
幼虫で越冬し,羽化した後は,近くの林などに移り住み,成熟すると水辺に戻って来る。生まれたての小さなトンボ達にとっては,水辺の林も大切なのだ。

オスは水面に葉を広げている水草などに止まり,メスを待つ。

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連結したオスとメス。上がオスで,下の腹部の節目模様が鮮やかな個体がメス。

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産卵は雌雄が連結したまま,水面近くに生えている植物組織内に産卵する


2010/07/07撮影 上江津湖に流れ込む加勢川にて

参考文献:
トンボのすべて改訂版 井上清・谷幸三共著 トンボ出版
ヤマケイポケットガイド⑱ 水辺の昆虫 今森光彦 山と渓谷社









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