2009.10.13    カテゴリ:  魚類 

   カネヒラ(かくびんた)

まだまだ暑さが残っていた8月末、福岡県八女市の水路で、キラキラとヒラをうつ魚が見えた。

カネヒラ1-090829
2009/08/29 八女市で撮影

幅広の大型の体で、この季節に派手な婚姻色を見せるのはカネヒラだ。
水路側面の石についた藻類か何かを、盛んについばんでいた。

そうかカネヒラの季節か、もう秋かと思った。

後日江津湖でもカネヒラが釣れていると聞き、何度かトライしたが、
腕がイマイチなのもあってなかなか釣れなかった。

そして10月11日に江津湖で,やっと一匹釣れた。
メスなのでイメージしていたような派手な婚姻色は出ていなかったが、
カネヒラを釣ったのは多分小学生以来だ。

カネヒラ2-091011
2009/10/11 江津湖で撮影

カネヒラ3-091011
2009/10/11 江津湖で撮影

タナゴの仲間は、コイ科のなかにタナゴ属、バラタナゴ属、アブラボテ属の3属があり、
カネヒラはタナゴ属に分けられる。

全長12cm。
本来は濃尾平野以西の本州と九州北部に分布するが、放流により関東地方でも増えているという。
平野部の流れの緩やかな河川、湖沼に生息する。

タナゴ類の中では大型で、体は側扁して体高が高い。大きな個体はフナと見間違うこともある。
側線は完全。1対の口ひげは短い。
肩部の濃青緑色の暗色斑は三角形で顕著。体側後半の中央に青緑色の縦条が走る。

産卵期のオスは背方が青緑色に輝き、頭部側面及び体側腹方は淡桃色を帯びる。背びれ・臀びれの縁辺は淡い桃色を呈し美しい。産卵行動中の個体の尾びれはかなり黒ずむ。
メスの産卵管は太くて短く、最大伸長時でもかろうじて臀びれ降端に達する程度である。

主に付着藻類や水草を食べるため、流れの中の岩や石垣の周辺などで、キラキラとヒラを打つ姿が目立つ。成魚になるとオオカナダモなどの水草も積極的に食う。実は雑食性でエムシでも釣れる。

他のタナゴ類の産卵はだいたい春夏に行われるのに対し、カネヒラは9~11月に産卵するといわれるが、九州では初夏に産卵する個体もいるらしい。

カネヒラ4-091011
2009/10/11 江津湖で撮影

江津湖周辺では、このカネヒラのことを地方名で「かくびんた」と呼ぶようだ。
資料がないのではっきりしないのだが、図鑑片手に「かくびんたってナニ?」って周囲の人に尋ねると、だいたいカネヒラにいきつく。

参考文献:
新装版 山渓フィールドブックス2 淡水魚 山と渓谷社
山渓カラー名鑑 日本の淡水魚 山と渓谷社
くまもとの自然シリーズ1 江津湖の自然 吉倉眞監修 熊本生物研究所

四丁目の寅さん、kensukeさん、ご訪問ありがとうございます。
かくびんたの意味が何となく判明し、ほっとしてます。周囲の年配者がかくびんたかくびんたというので、いい響きの方言だなーと、ぼんやりしたまま使っていました。どうやらかなり局地的な使われ方のようです。江津湖周辺だけの地方名かもしれません。
こんばんは!
水の中の魚を見た時はもっとおっきい
魚かと思ってたら、すくった魚は
意外と可愛い(笑)
12cmくらいにはなるんですね!
かくびんた」一回聞いてみたかった
カネヒラという魚からの由来だったとは!キットこの魚はかくびんたさん、思い入れがあるんでしょうね^^k
かくびんたさんがカネヒラ、面白いですね。名前が解りましたので「淡水魚 カネヒラ」で検索、いっぱい出てきました、江津湖にもいるのでしょうかね?






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