2009.09.17    カテゴリ:  魚類 

   バラタナゴ

江津湖には元々、ニッポンバラタナゴという可憐な魚がたくさんいた。

全長3.5~5cm。
オスは繁殖期になるとその名のとおり、お腹部分がバラ色に、背中が青緑色になり、さらにスカイブルーの縦条が入る。
水通しのよい止水環境を好み、ドブガイやイシガイなどの二枚貝の中に産卵する。
実は現在の江津湖には、もはやニッポンバラタナゴはいないと言っていい。

ニッポンバラタナゴはかつて北部九州、熊本を含む西日本に広く分布した日本固有の淡水魚。
それが環境省レッドリスト(平成19年8月3日公表)で絶滅危惧IA類、熊本県レッドデータブックで絶滅危惧種にランクされてしまった。その理由は、中国、台湾、朝鮮半島原産の「タイリクバラタナゴ」が生息地に進入し、交雑が進んだためだ。タイリクバラタナゴが一匹でもその地に入れば、純系のニッポンバラタナゴはいなくなったも同然と言える。

ある情報によれば、時代が平成に入る頃まで江津湖にはタイリクバラタナゴが入っていなかったという。ということは、私が子供の頃にたくさん捕ったりしていた魚の中にも、純粋なニッポンバラタナゴがいたはずだ。

最近江津湖でバラタナゴと思われる魚を捕まえた。
わずかに流れのある、護岸が掘られて草が覆い被さったような場所に群れていた。
本当はニッポンなのかタイリクなのか交雑なのかは、DNAレベルで分析しないと分からない。

バラタナゴ2-090905
バラタナゴ3-090905
バラタナゴ4-090905
外見からはタイリクバラタナゴのように見えるが、実は全く別の魚だったりして。
正直いうとタナゴ類の同定は全く自信がない。

2009/09/05撮影
参考文献:
くまもとの希少な野生動植物(普及版) 平成11年3月 熊本県
新装版 山渓フィールドブックス2 淡水魚 山と渓谷社
決定版日本の外来生物 多紀保彦監修 財団法人自然環境研究センター編著 平凡社

熊本へお帰りなさい!^^k

いつもの魚と違って
熱帯魚みたいですね!

江津湖には絶滅危惧種の
貴重な動植物が生息してるんですね!






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