2009.09.11    カテゴリ:  植物 

   ササバモ

ササバモはヒルムシロ科に属する沈水~浮葉性の多年草。
東アジア、インド、ニューギニア、国内では北海道、本州、四国、九州に分布する。

湖沼、河川、水路で群生し、水が引くと陸生形を形成する。

水中茎は流れになびいて3mを超えることもある。
沈水葉は長さ5~30cm、浮葉は長さ6~15cmと、沈水葉の方が長い。

ササバモ1-090626
2009/06/26撮影 加勢川上流部のササバモ。
ササバモ2-090905
ササバモ3-090905
2009/09/05撮影 上江津湖の中之島公園付近のササバモ。

6~9月に長さ3~5cmの花穂を水面に出す。

ササバモ4-090905
ササバモ5-090905
2009/09/05撮影
江津湖の水は湧水のため、夏冷たく冬暖かい。湧水の温度は18~20℃くらいで一定しており、ササバモは本来冬を冬芽の形で越すが、江津湖では冬芽を作らないで増殖するという。

ササバモは、橋の下や流れの合流部など、流速が比較的速いところにある。
昭和の初期、流速が速い(毎秒1.4m)砂礫底でササバモ群集が発達していたという記録がある。
悲しいことに湧水量が減った現在、これほど速い流れを見ることはない。

下江津湖の上流端にある画図橋の下は、水深が1m前後あり流速が比較的速い。

ササバモ6-090905
2009/09/05撮影
ここではササバモ、ヒラモ、オオカナダモのそれぞれが競うように、長い茎を流れに任せてなびいている。

昔の江津湖を知る人は、当時川舟から透明な水中をのぞき込むと、何メートルもあるたくさんの藻がユラユラとゆれていたという話をよくする。
その話を思い出した。


参考文献:
くまもとの自然シリーズ1 江津湖の自然 監修 熊本大学名誉教授 吉倉眞/熊本生物研究所
川の生きもの図鑑 鹿児島の水辺から 鹿児島の自然を記録する会編 南方新社
阿蘇山麓からの提言 澄んだ湖をつくる 清水正元著 朝日新聞社



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  • 2009.09.12 09:28  
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