2009.08.29    カテゴリ:  水辺の工法 

   魚巣ブロック(その1)

県立図書館がある辺りの加勢川は、1980年代の中頃に改修工事が行われたと記憶している。

改修前は両岸が石積みで護岸されていて、右岸側は流れが強く当たるため、護岸の根元が少し掘られていて危険だったのかも知れない。でもそんなところに網を入れると、魚がバチャバチャと逃げる音がして、それを追い込んでいろんな魚が捕れた。
小さな子供にとっては一人前に狩りが成功したような気になって、すごい興奮だった。

工事が始まった当時、自転車で遊びに行く途中で工事を横目に見ていた。仮設で堰きとめられたところに魚がおらんかな、なんてそんなことばかり考えていた。
工事が終わると、護岸の水面近くに穴ポコが並んでいた。父から魚の隠れ家だろう、と聞いたような気がする。
水際付近に魚巣(ぎょそう)ブロックが設置され、それより上は自然石のようなブロックで護岸された。

以下は右岸側の魚巣(ぎょそう)ブロック。水衝部なので掘られて深い。

魚巣ブロック右岸1-090620
魚巣ブロック右岸2-090620
魚巣ブロック右岸3-090620
幅20cmほどの空隙が、上下2段に並んでいる。
上段の穴も水面下に来るように設計されたはずだが、水位の季節変動か、恒常的なものか、水位の低下によって水面上に出ている。

以下は左岸側の魚巣(ぎょそう)ブロック。カーブの内側なので砂がたまり浅い。

魚巣ブロック左岸1-090620
魚巣ブロック左岸2-090620
魚巣ブロック左岸3-090620
左岸側の魚巣ブロックは幅30cm程度の大きめの空隙があり、空隙同士は奥でつながっている。
ヨシノボリなどが入っているのを見かけたことがある。

どちらの魚巣ブロックも効果のほどは分からないし、確かめるのも難しい。
でもコンクリで固めて張っただけの護岸とは違い、自然石や魚巣ブロックでの護岸は、年月とともに江津湖らしい風格を持ってきていると思う。

耐久性が確保できれば、本当はランダムに空隙ができる空石積がいいと思う。
様々な大きさの魚が、自分にあった空隙に隠れる。釣りや魚捕りのポイントが増え、江津湖の魅力も増える。

次回改修する時は、できれば空石積がいいなぁ。

2009/06/20撮影






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