2018.01.27    カテゴリ:  江津湖以外 

   カワヒガイ (福岡県)

 
去年の7月、福岡県内の水路にカワヒガイがいました。
前日の雨で濁っていたのと、微妙な深さの強い流れの中にいるのとでうまく撮れませんでした。


カワヒガイがいると、なぜか水中でカチカチッと音がすることがあります。

カワヒガイ170723-11_700
E-620 ZD14-54mmⅡ(33mm) f8 1/180秒 ISO400





カワヒガイが産卵に使うというトンガリササノハガイも2つありました。
ここで生きたイシガイ類を見たのは初めてです。

トンガリササノハ170723-2
E-620 ZD14-54mmⅡ(54mm) f8 1/180秒 ISO400




春にまた行きたいです。



2017/7月撮影 福岡県内の水路にて

2018.01.16    カテゴリ:  魚類 

   ゴクラクハゼ

 
最近江津湖にゴクラクハゼがいるとの話は聞いていたところでしたが、間もなく見つかりました。結構大きいので存在感があります。


ゴクラクハゼ171229-132江津湖700
E-620 ZD14-54mmⅡ(54mm) f6.3 1/180秒 ISO320

ゴクラクハゼ171229-157江津湖700
E-620 ZD14-54mmⅡ(27mm) f8 1/180秒 ISO400


ハゼ科ヨシノボリ属ゴクラクハゼ。ヨシノボリの仲間なんですね。最大で全長10cm程度。
茨城県、秋田県以南の本州、四国、九州と南西諸島に分布します。

両側回遊魚で河川の中流域から汽水域の砂礫底に生息し、湖沼やダム湖等で陸封化した個体群もあるそうです。

図鑑によると、形態的特徴は以下のとおりです。
・吻が長く、他のヨシノボリ属魚類よりも面長に見える。
・目の後方までうろこがある。
・体側中央に黒色斑が縦列し、ある程度成長した個体には青い小斑点が散在する。
・ほほ部にミミズ状斑がある。目から吻端に走る朱条がない(他のヨシノボリ類にはある)。
・胸びれは吸盤状であるが他のヨシノボリ類に比べ細長い。



繁殖期は夏から秋で、オスが砂に埋まった石の下を掘って巣を作り、メスを呼び込んで産卵させます。オスは卵を保護します。
ふ化仔魚は沿岸で育ち、稚魚は9~11月ごろ河口へ遡上します。
雑食性です。





翌日の江津湖で見た個体です。
胸びれで石を押さえ、流れに体を固定しているようでした。

ゴクラクハゼ171230-152江津湖700
E-620 ZD14-54mmⅡ(40mm) f7.1 1/180秒 ISO200




少し下流にもう一個体。

ゴクラクハゼ171230-211江津湖700
E-620 ZD14-54mmⅡ(54mm) f7.1 1/180秒 ISO400


どうやら、ゴクラクハゼは今の江津湖には少なからずいるようです。これまでは見たことがなく、「澄んだ湖をつくる」や「江津湖の自然」その他の資料にも登場しません。

有明海で育ち、六間堰や野田堰を越えて上ってきたのでしょうか?それとも移入なのでしょうか?
不明です。



2017/12月撮影 江津湖にて


参考:
・山渓ハンディ図鑑15 日本の淡水魚(編・監修/細谷和海、写真/内山りゅう).2015.山と渓谷社
・くらべてわかる淡水魚(文/斉藤憲治、写真/内山りゅう).2015.山と渓谷社
・川の生きもの図鑑 鹿児島の水辺から(鹿児島の自然を記録する会編).2002.南方新社

2018.01.06    カテゴリ:  魚類 

   ゼゼラ (国内外来種)

 
江津湖に国内外来種と思われるゼゼラがいました。


コイ科ゼゼラ属ゼゼラ。カマツカに近い種類です。
全長4~7cm。

湖沼や河川中・下流域の、流れの緩やかな砂泥底から砂底に生息します。
繁殖期は4~7月中旬。繁殖期になるとオスが抽水植物の根や沈水植物になわばりを持ち、植物の根元に寒天質に覆われた卵を産みつけ、オスが保護します。
食性は底質の表面に付着している藻類やデトリタスを中心とする雑食性です。


口は小さく乳頭突起や口ひげがない点や、吻が短く丸い点がカマツカと異なります。背面には鞍状斑が、体側部には暗色斑があり、成熟したオスは体色が黒色になり、胸びれ前縁に追星が現れます。

ゼゼラ171229-062江津湖700
E-620 ZD14-54mmⅡ(47mm) f7.1 1/180秒 ISO250




ゼゼラは日本固有種で、濃尾平野、琵琶湖・淀川水系、山陽地方、九州北部に不連続分布します。
琵琶湖産アユの種苗放流に混じって琵琶湖産ゼゼラが全国に拡散し、非生息地での定着や各地方集団との交雑が問題となっています。

最近の熊本市による調査でも江津湖で複数個体が確認されており、残念なことですが定着してしまっているようです。


ゼゼラ171229-071江津湖700
E-620 ZD14-54mmⅡ(52mm) f7.1 1/180秒 ISO250



2017/12月撮影 江津湖にて


参考:
・山渓ハンディ図鑑15 日本の淡水魚(編・監修/細谷和海、写真/内山りゅう).2015.山と渓谷社
・くらべてわかる淡水魚(文/斉藤憲治、写真/内山りゅう).2015.山と渓谷社

2018.01.02    カテゴリ:  甲殻類 

   ミナミテナガエビ


川の流れが強く当たる場所の物陰に、大きな腕(第2胸脚)を持ったテナガエビの仲間がいました。
オスのミナミテナガエビだと思います。

ミナミテナガエビ171230-141江津湖700
E-620 ZD14-54mmⅡ(54mm) f7.1 1/180秒 ISO500



江津湖でみられるテナガエビの仲間には、少なくともミナミテナガエビ、ヒラテテナガエビの2種がいるようです。

このうちミナミテナガエビは、神奈川県以南の日本から台湾に分布します。汽水域から淡水域までに生息する両側回遊種で、テナガエビよりも上流域に生息します。

体長は90-100mm。
木の葉状の額角上縁には10-11個の歯があり、下縁には2-3個の歯があります。
第2胸脚の腕節は長節よりも長く、第2胸脚全体は小さな棘で覆われます。また、オスの第2胸脚のハサミの表面には、短い毛がまばらにならびます。

若い個体やメスではテナガエビとの区別が難しいようです。
両種では胸脚の一番先端の節、指節の形態に差がみられ、ミナミテナガエビの方が短いことや、ミナミテナガエビは生きている時には、頭胸甲の側面に比較的はっきりとした3本の横縞模様がみられるといった特徴があります。

繁殖期は3~9月で、生活史はテナガエビに類似します。



これまで「テナガエビ」としてきたエビもよく見ると、ミナミテナガエビの特徴を持った個体がいることにようやく気付いてきました(笑。
そこはぼちぼち修正したいと思います。

江津湖で立派なテナガエビの仲間を発見すると、やはりうれしいです。
江津湖では熊本地震で崩壊した護岸の一部が、杭柵工などの多自然工法で復旧されているので、こうしたエビ類の棲みかとなることを期待しています。



2017/12月撮影 江津湖にて

参考:
・川の生きもの図鑑 鹿児島の水辺から(鹿児島の自然を記録する会編).2002.南方新社
WEBサイト 番匠おさかな館の図鑑-大分県のいきもの-

2018.01.01    カテゴリ:  魚類 

   新年 2018

 
 
新年おめでとうございます。


昨年末の江津湖では、ムギツクの幼魚をたくさん観察することができました。
湧水で水温が一定だからでしょうか、冬でも体色が金色に輝き、黒のラインがくっきりしていてとてもきれいです。

その一方で数が減っている種や、新たに江津湖に居ついているらしい種もあるようです。

ムギツク171230-137江津湖700
E-620 ZD14-54mmⅡ(54mm) f6.3 1/180秒 ISO500


限られた範囲のほんの一コマに過ぎませんが、今年も江津湖の様子を写していけたらと思います。



2017/12月撮影 江津湖にて


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