2015.06.26 カテゴリ: 魚類
これから反抗期 (パスワード設定)
2015.06.23 カテゴリ: 江津湖以外
次男坊の獲物 その2 (江津湖以外)
佐賀にお邪魔して、筑後川に流れ込む水路の最下流でテナガエビ釣りをやりました。
1時間ほどしか時間がなかったのですが、
10匹ほどかかり楽しめました。
そのほか、次男坊の竿にかかったのはヤマノカミ。


撮影後は堰の上に放流。
元気に大きくなって、また戻ってきてほしいです。
それにしても次男はいろいろよく釣りやがります。
2015/6月撮影 佐賀県の水路にて(江津湖以外)
2015.06.20 カテゴリ: 江津湖以外
田植えとアリアケスジシマドジョウ (江津湖以外)
久々の梅雨の晴れ間でした。
低平地ではいたるところで田植えが行われています。
水路は水に溢れ、そして濁っています。
この濁りの主役はアリアケスジシマドジョウ。

E-620 ZD14-54mmⅡ(28) f8.0 1/180秒 ISO400
産卵期なので、
オスは見事な筋縞模様になっています。

E-620 ZD14-54mmⅡ(20) f8.0 1/180秒 ISO400

E-620 ZD14-54mmⅡ(27) f10 1/180秒 ISO400
野生の美しさ。

E-620 ZD14-54mmⅡ(41) f8.0 1/180秒 ISO400

E-620 ZD14-54mmⅡ(22) f8.0 1/180秒 ISO400

E-620 ZD14-54mmⅡ(14) f8.0 1/180秒 ISO400

E-620 ZD14-54mmⅡ(27) f8.0 1/180秒 ISO400
2015/6月撮影 有明海沿岸地域にて(江津湖以外)
江津湖でニゴイをよく見るようになった。
ニゴイのことは「澄んだ湖をつくる」や「江津湖の自然」にも書かれていない。
自分自身も幼少期に江津湖でニゴイを釣ったり見た記憶がないので、
江津湖では国内外来種だと思っている。
そのニゴイはなかなか警戒心が強く、水中撮影が難しいので、
ルアーで狙うことにした。
流れを泳ぐニゴイを追って小型スプーンを投げ続け、
ようやくヒット。
40cmほどの良型のニゴイ。
ウルトラライトの渓流竿に1.5号のナイロンラインだったので、
15分ほどかけてようやく浅瀬に引きあげた。

ニゴイは、本州、四国のほぼ全域と、九州北西部に分布する。
背鰭基底が短く、ひげがあり、口が吻端より下面に開く。
藻類、水生昆虫などの底生生物を食べるのに適した口の形をしている。

深いところを好み、河川では主として淵に集まる。
汚濁や富栄養化にも強い。
小骨が多いが肉質はよく、洗い、天ぷら、唐揚げにするらしい。
江津湖で釣り上げた時も、岡山から来た方に、フライにすると美味いので是非食べるように勧められた。
ヒットルアーは、スミスのPURE 3.5gゴールド。

2015/6月撮影 江津湖にて
参考:
ニゴイ 河川生態ナレッジデータベース(国土交通省国土技術政策総合研究所)
http://kasenseitai.nilim.go.jp/index.php/%E3%83%8B%E3%82%B4%E3%82%A4
2015.06.08 カテゴリ: 古人に学ぶ
堅山南風 想い出のままに 魚描談抄より抜粋
日本画家堅山南風(明治20年~昭和55年)は「想い出のままに」の中で、
江津湖を次のように書いている。
以下、引用。
『江津湖というのは私の郷里熊本のさして大きくはないが、
水の美しさと清澄さ、数多の淡水魚の豊富さとで有名な湖である。
阿蘇山がその水源地といわれ、水前寺という川が、
山麓の森林地帯の地下水を集めて楽し気なせせらぎの音を立て乍ら、
江津湖へ流れ注いで、湖水は何時も溢れるばかりの水をたたえている。
江津湖は一名画図湖ともいう。それは画のように美しいというところから出たものであろう。
この湖水の特徴は何よりもその水の清澄さであって、湖底は比較的浅いのであるが、
水面から、水藻や、小石や、小さな魚等の遊泳しているのやが
手にとるように透かし見る事が出来る程だ。
一体にこの地方は江津湖や水前寺川のみならず、
到るところに沼沢や小川があって宛然一大水郷をなしている。
従って魚心あれば水心・・・・・ではない、水心あれば魚心という具合で、
夥しい川魚が棲息している。こんなところに育った関係から私は幼時から水と魚を相手に暮らして来たと言っても誇張ではない。
素晴らしい美人や、美しい草花、それ等に増して「魚」を賛美するもの、それは私に取って自然な事だ。』
引用:
想い出のままに 堅山南風 昭和57年9月10日発行 p.33 魚描談抄
江津湖を次のように書いている。
以下、引用。
『江津湖というのは私の郷里熊本のさして大きくはないが、
水の美しさと清澄さ、数多の淡水魚の豊富さとで有名な湖である。
阿蘇山がその水源地といわれ、水前寺という川が、
山麓の森林地帯の地下水を集めて楽し気なせせらぎの音を立て乍ら、
江津湖へ流れ注いで、湖水は何時も溢れるばかりの水をたたえている。
江津湖は一名画図湖ともいう。それは画のように美しいというところから出たものであろう。
この湖水の特徴は何よりもその水の清澄さであって、湖底は比較的浅いのであるが、
水面から、水藻や、小石や、小さな魚等の遊泳しているのやが
手にとるように透かし見る事が出来る程だ。
一体にこの地方は江津湖や水前寺川のみならず、
到るところに沼沢や小川があって宛然一大水郷をなしている。
従って魚心あれば水心・・・・・ではない、水心あれば魚心という具合で、
夥しい川魚が棲息している。こんなところに育った関係から私は幼時から水と魚を相手に暮らして来たと言っても誇張ではない。
素晴らしい美人や、美しい草花、それ等に増して「魚」を賛美するもの、それは私に取って自然な事だ。』
引用:
想い出のままに 堅山南風 昭和57年9月10日発行 p.33 魚描談抄
2015.06.07 カテゴリ: 水辺の工法
水路の風景 (江津湖以外)
二枚貝類の多い熊本の水路。
いや、多かった水路。

県営事業で水路工事が行われた。
護岸は自然石らしい趣の間知石の布積み。
底版はコンクリートで塗り固められ、生きものの気配は感じない。

一部が申し訳程度に二面護岸。
コンクリート二面柵渠で底版は現況の砂礫を戻した感じ。
1mごとに柵渠フレームがあり、その間に砂礫。
工事後約2ヶ月目で、イシガイ類はいるにはいるが、とても少ない。

こちらは同じ水路の上流側。
コンクリ柵渠を使わず、間知石に基礎を除いて、流心の延長10mほどが底版なし。こんな工法もあるのだ。
こちらの方が柵渠よりもまだマシのようだった。ドブガイやイシガイがちらほら。

しかし工事前はこうだった。完全な土水路。
水深は流心から岸際まで緩やかに変化。
水路の水位変動に応じて、イシガイ、マツカサガイが移動しているようだった。信じられないくらいたくさんの二枚貝がいた。


工事が終わると水深はほぼ一定。
二枚貝類が多少生き残れたとしても、そこに住む他の生物も風景も貧相。
2014年6月、2015年5月撮影 熊本県内の水路(江津湖以外)