2009.12.27    カテゴリ:  魚類 

   カムルチー

21年前の1988年、春休みのある日、弟(当時10才)と下江津湖へルアー釣りに行った。狙いはバス(オオクチバス)か雷魚(カムルチー)だった。
カムルチー4-880327
弟のルアーに大物がヒットした。
ライトアクションロッドで、ドラグを効かせてぐいぐい巻き上げる。
ラインはストレーンの10ポンドテスト(3.5号)だったのに強気だ。
カムルチー5-880327

2~3分後、釣り上げた獲物は83cmのカムルチーだった。
カムルチー1-880327
カムルチーはアジア東部原産の外来魚。流れが緩やかで水草が繁茂する水域に生息する。ほぼ完全な肉食性で小魚やザリガニなどの甲殻類、カエルなどをひとのみする。

空気呼吸ができるので溶存酸素量の少ないよどんだ水域でも生息できるが、逆に網などにかかって浮上できないと、おぼれ死ぬことで知られる。産卵期は6-8月。浮遊性の卵はふ化後、親に保護される。

一応カムルチーは外来生物法で「要注意外来生物」に指定され、熊本県の条例でも「要警戒外来生物」とされている。
個人的にはバスやブルーギルほど気にしてはいない。

この時カムルチーを釣ったルアーは今も手元にある。
Rapala-SSR5.jpg
Rapala Shallow Shad Rap(SSR-5)

1988/03/27撮影
参考文献:熊本県における外来生物の現状~特定外来生物と要警戒外来生物~(2008年3月 熊本県)/新装版 山渓フィールドブックス2 淡水魚 山と渓谷社

2009.12.25    カテゴリ:  昆虫類 

   ゲンジボタル(幼虫)

上江津湖の野鳥の森の木陰は、以前はスイゼンジモヤシが栽培されていた。
年末近くになると畦が作られ、わらで日よけをしてモヤシづくりが行われ、お正月気分が盛り上がったものだった。
今は芭蕉園周辺だけで栽培されているようだ。

この辺りは初夏にゲンジボタルが多く発生する。

ゲンジボタル幼虫4-091224
2009/12月撮影

湧水が緩やかに流れるところの落ち葉をどかすと、ゲンジボタルの幼虫がいた。体長は20mmくらい。
ゲンジボタル幼虫1-091224
2009/12月撮影

幼虫はカワニナを食べて育つ。
自分の体の大きさにあったカワニナの開口部に頭を突っ込み、カワニナを消化液でとかしながら食べる。
ゲンジボタル幼虫3-091224
2009/12月撮影

触るとクルッと丸まる。丸まったまま流れに身を任せて転がっていき、流れが緩やかなところで砂礫の下へ隠れようとする。
ゲンジボタル幼虫6-091224
2009/12月撮影

2月か3月頃、幼虫は陸に上がり、土手に潜って蛹になる。
成虫になって飛び始めるのは5・6月。

江津湖ホタルの里090620
2009/06/20撮影

2009.12.24    カテゴリ:  植物 

   オキチモズク(その3)

藻器堀川のオキチモズクを見に行った。今年の6月と7月に見て以来だ。
文献によるとオキチモズクは秋に発生して冬から春にかけて繁茂するらしい。

昨年と同じ辺りの2カ所で生育していた。

オキチモズク1-091224
▲2009/12/24撮影
オキチモズク2-091224
▲2009/12/24撮影

思ったほど大きくもなかったが、ちゃんといてくれたのでよかった。
これが6月から生え続けたものなのか、秋頃新しく出てきたものなのかは分からない。

他にもないかと同じような岩場を探したが、見つけることができなかった。
オキチモズク3-091224
▲2009/12/24撮影
オキチモズク4-091224
▲2009/12/24撮影
ありませんねー。

それにしても冬の早朝にもかかわらず、江津湖(藻器堀川)の水は温かく感じた。湧水のため年間を通して水温の変化が少ないからだ。

ちなみに、熊本県南小国町の志津川はオキチモズク発生地として国の天然記念物に指定されている。
オキチモズク5-090814志津川
▲2009/08/14撮影 南小国町志津川
オキチモズク6-090814志津川
▲2009/08/14撮影

参考文献:藻類の生活史集成 第2巻 褐藻・紅藻類 堀輝三編(内田老鶴圃)

2009.12.14    カテゴリ:  風景 

   藻器堀川(しょうけぼりがわ)

市電の市立体育館前駅にかかる歩道橋から水前寺方面を撮った。

ちょうど電車が走っているあたりが砂取橋で、これをくぐって藻器堀川が南流している。写真左方向に200mも下ると加勢川となり江津湖へとつながる。

藻器堀川は小さいながらも一級河川で、長嶺町あたりを水源とし加勢川に注ぐ。洗濯川とも呼んでいた。
洗濯川1-090626

電車通りから一歩入れば、人通りの少ない澄んだ流れがある。
道路から見下ろせば、コイ、フナ、オイカワカワムツカマツカ、ウグイ、アユ、タカハヤ、ムギツク、ナマズなどがよーく見える。
洗濯川2-090626

対岸(写真左手)は水前寺公園で、そこからは湧水が合流している。
さらに上流へ行くと水前寺公園の参道があり、上流は側溝化されて市街地を縫うように走っている。江津湖の水辺として楽しめるのもここまで。
洗濯川3-090626

もともと水前寺公園から逃れた錦鯉などを見かける川だったが、最近は大きなコイをたくさん放流してあるようだ。

10月に釣りをしていたら、通りがかりの人からここは釣り禁止だと注意された。
堅いことを言うなよと思った。コイ釣りではないことは、仕掛けを見れば分かるじゃないか。
洗濯川4-090626

公園や庭の池はいいとして、自然界にたくさんのコイを放流するのは反対だ。
コイは大食漢で、これがたくさんいると貝や水生昆虫なんかを食べ尽くすことがある。それに善意によるものでも、コイを放流するたびに釣り禁止区間が増えるのはどうでしょうか?


2009/06/26撮影

2009.12.13    カテゴリ:  魚類 

   ナイルティラピア

上江津湖の江藤ボートハウス付近で釣りをしていた人に、ナイルティラピアを撮らせてもらった。ミナミヌマエビをエサに釣れたらしい。

アフリカ大陸西のナイル川水系、イスラエルのヤルコン川原産の外来魚。見てくれも何かアフリカっぽい。

ナイルティラピア090905


下江津湖の止水域で大群をよく見かけ、上江津湖にも多い。

日本へは1962年に当時のアラブ連邦から導入され、1975年から養殖が始められた。
熊本県では、1978年に熊本共英工業(宇土市)が廃熱を利用して食用に養殖を始めた。続いて菊池市、小国町、杖立などの温泉地でもイズミダイという名で養殖された。

ティラピアには罪は全くないが、1種だけが増えすぎるのは大きな問題だろう。

2009/09/05撮影

参考文献:熊本県における外来生物の現状~特定外来生物と要警戒外来生物~(2008年3月 熊本県)

2009.12.03    カテゴリ:  遊び 

   前島つり具店

小学生時代、行きつけのつり具屋は前島つり具だった。
自宅からも江津湖からも一番近かったし、同じ幼稚園を卒園した女の子の家でもあった。

前島釣具1-080329

店は小さいが、釣りに必要なものはだいたい手に入った。
そして子供には嬉しいことに、ばら売りがあったので5円とか10円で小物が手に入った。
前島釣具6-080329

道糸はハイループなどの高級品ではなく、10m30円のベストナイロン0.8号を愛用していた。
この糸で30cmのコイがかかっても釣り上げていた。
前島釣具4-080329

ウキはあんまりなくならなかったから、たまにしか買わない。
買うときは、少し高くても細身の木製ウキが好きだった。
前島釣具8-080329

エサは必ず減る物なので、よく買った。
割引してもらって100円から200円くらいで買ったエサが何日か使える。
前島釣具2-080329
最近大型のつり具屋さんに入ると、高価なエサばかりが並んでいる。
これじゃ子供はつりをしなくなると思った。

エムシ(ハエの幼虫)をこのお椀で50円分小分けして売ってくれていた。商売になっていたかどうかは分からないが、店のおばちゃんの子供への優しさだったと今は思える。
大人になってからは、さすがに50円分下さいとは言えなかったが。
前島釣具3-080329

ガラス棚にもヨリ戻しやおもりやスズなどの商品が過不足なく充実していて、とてもよいつり具屋さんだった。初めて父に連れられ、江津湖へタナゴつりに行ったときも、この店に寄って竹竿や針などを仕入れた。
その時釣ったポイントや魚のこと、弟と竿を取り合いしたことなどよく覚えている。

まっちさん情報では、おばちゃんの膝が悪いので2008年末に店を閉められたらしい。
いったい何年続けられたのだろう。

前島釣具5-080329

2008/03/29撮影(店のおばちゃんの了解を得て撮らせていただいた)


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