2009.08.30    カテゴリ:  昆虫類 

   コオニヤンマ<小鬼蜻蜒>

加勢川沿いの遊歩道を歩いていて、地面に止まっているトンボを甥っ子が見つけた。
網があったので、甥っ子にやらせたらうまく捕まえた!

コオニヤンマ1-090809

黒と黄色のシマシマボディに、深い緑色の複眼を持っていた。
子供らはオニヤンマを捕まえたと大喜び。自分もオニヤンマだと思った。

でもなんか小さいような気がする。

コオニヤンマ2-090809

帰ってから色々調べると、コオニヤンマのようだ。
日本で一番大きなトンボであるオニヤンマに似ているのでこの名前がつけられた。

日本にはイトトンボ科、カワトンボ科、ヤンマ科などいろいろな種類のトンボがいるが、オニヤンマは「オニヤンマ科」に属し、コオニヤンマは「サナエトンボ科」に属する。ヤゴの形は結構違うようだ。

その他にもいろんな違いがあることが分かった。

オニヤンマは2つの複眼がくっついているのに対し、コオニヤンマは複眼が離れている。
お腹の先端にある生殖弁の形や、止まり方も違う。
オニヤンマは枝などにぶら下がって止まり(ぶら下がり型)、飛び立つとなかなか止まらない。一方、コオニヤンマは平らな姿勢でとまり(うつぶせ型)、飛び立ってもすぐに止まるという。

確かに、地面にうつぶせていたので、最初は死んでるのかと思った。

ついでに、新熊本市史には以下のようにあった。

「県内のトンボ類は現在まで90種が確認されている。市域では67種の生息記録があり、江津湖では1996年(平成8)に44種が確認されている。江津湖で、注目されるトンボ類としてサナエトンボ科のコオニヤンマとヤンマ科のアオヤンマがあげられる。県内でも産地が少なく、とくに市街地での生息は非常に貴重である。・・・(以下省略)」

2009/08/09撮影
参考文献:トンボのすべて改訂版 井上清・谷幸三共著 トンボ出版、
新熊本市史 通史編第一巻 自然・原始・古代 新熊本市史編纂委員会編集 熊本市



2009.08.29    カテゴリ:  水辺の工法 

   魚巣ブロック(その1)

県立図書館がある辺りの加勢川は、1980年代の中頃に改修工事が行われたと記憶している。

改修前は両岸が石積みで護岸されていて、右岸側は流れが強く当たるため、護岸の根元が少し掘られていて危険だったのかも知れない。でもそんなところに網を入れると、魚がバチャバチャと逃げる音がして、それを追い込んでいろんな魚が捕れた。
小さな子供にとっては一人前に狩りが成功したような気になって、すごい興奮だった。

工事が始まった当時、自転車で遊びに行く途中で工事を横目に見ていた。仮設で堰きとめられたところに魚がおらんかな、なんてそんなことばかり考えていた。
工事が終わると、護岸の水面近くに穴ポコが並んでいた。父から魚の隠れ家だろう、と聞いたような気がする。
水際付近に魚巣(ぎょそう)ブロックが設置され、それより上は自然石のようなブロックで護岸された。

以下は右岸側の魚巣(ぎょそう)ブロック。水衝部なので掘られて深い。

魚巣ブロック右岸1-090620
魚巣ブロック右岸2-090620
魚巣ブロック右岸3-090620
幅20cmほどの空隙が、上下2段に並んでいる。
上段の穴も水面下に来るように設計されたはずだが、水位の季節変動か、恒常的なものか、水位の低下によって水面上に出ている。

以下は左岸側の魚巣(ぎょそう)ブロック。カーブの内側なので砂がたまり浅い。

魚巣ブロック左岸1-090620
魚巣ブロック左岸2-090620
魚巣ブロック左岸3-090620
左岸側の魚巣ブロックは幅30cm程度の大きめの空隙があり、空隙同士は奥でつながっている。
ヨシノボリなどが入っているのを見かけたことがある。

どちらの魚巣ブロックも効果のほどは分からないし、確かめるのも難しい。
でもコンクリで固めて張っただけの護岸とは違い、自然石や魚巣ブロックでの護岸は、年月とともに江津湖らしい風格を持ってきていると思う。

耐久性が確保できれば、本当はランダムに空隙ができる空石積がいいと思う。
様々な大きさの魚が、自分にあった空隙に隠れる。釣りや魚捕りのポイントが増え、江津湖の魅力も増える。

次回改修する時は、できれば空石積がいいなぁ。

2009/06/20撮影

2009.08.29    カテゴリ:  甲殻類 

   クロイサザアミ?

江津湖には「クロイサザアミ」というエビの仲間がいるらしい。

新熊本市史に以下の記述があった。
「江津湖に生息するエビ・カニ類の中には、もともと海水域に広く分布していた動物が、気候や海退などの環境の変化により次第に分布域を狭め、現在の湧水域に隔離されて生き残っているものもいる。これらの動物は、遺留種(海跡動物)といわれ、生態的分布からみて非常に興味深いもので、江津湖にはイソコツブムシ・ムロミスナウミナナフシ・クロイサザアミの三種が生息している。・・・(以下省略)」

へー、アミって、海釣りのエサで使うあの沖アミの仲間かなぁ。川にもアミがいるのだなー。
というところで思い出した。以前、オオカナダモの中でたくさんの稚エビが群れていた。

ベビーエビ090621
↑クリックで拡大 2009/06/21撮影
クロイサザアミ1-090621
↑クリックで拡大 2009/06/21撮影
クロイサザアミ2-090621
↑クリックで拡大 
写真中央付近にエビの群が見える 2009/06/21撮影

見かけた場所は、上江津湖の宮本ボートより20mほど上流の表層付近。
加勢川の流れを受ける、水通しのよい場所。


ミナミヌマエビ(カッツンエビ)か、スジエビかだろうと勝手に思っていたが、そういえばアミっぽかった。これがクロイサザアミ?

ミナミヌマエビ3-090503
↑クリックで拡大 2009/05/03撮影
上はぞうさんプールで撮ったもの。落ち葉の上のエビも、アミっぽい。


参考文献:新熊本市史 通史編第一巻 自然・原始・古代 新熊本市史編纂委員会編集 熊本市


2009.08.28    カテゴリ:  風景 

   野鳥の森

加勢川左岸にある遊歩道を、県立図書館あたりからテクテク歩いていくと、左手に芭蕉園がある。さらに下っていくと、左手にこんもりとした森が見えてくる。
野鳥の森とか、小鳥の森と呼ばれる森。

野鳥の森2-2-090503
小鳥の森4-090503

エノキやムクノキの大木や、立ち枯れた木や竹がある。
一帯は湧水地帯で、昔の面影を最もとどめているとも言われる。

小鳥の森3-090503

この周辺は子供の頃から大きくは変わっておらず、希少な種類も含めて、いろいろな生き物を見かける。
冬になると、木陰の湧水ではスイゼンジモヤシが栽培されていて、季節を感じさせるのだ。

小鳥の森1-090503

昔、この森の上に橋を架け、都市計画道路を通すという計画があった。

橋が架かれば便利だろう。
でも、貴重な森の上に、たくさんの車が通る橋をかけるとは!、と子供ながらに思った。その後この計画は中止されてホッとした。さすがに反対する市民も多かったようだ。
いつまたこういう計画が復活するとも限らないので、要注意だ。

人が渡るための沈下橋だったら、影響も少ないだろうし風情があるのにね。
飛び込んで遊べるし!

2009/05/03撮影
参考文献:新熊本市史 通史編第一巻 自然・原始・古代 新熊本市史編纂委員会編集 熊本市


2009.08.26    カテゴリ:  魚類 

   アメリカザリガニ

アメリカザリガニは体長10cmほどで、北米原産の外来種。
昭和初期に、ウシガエル(食用ガエル)のエサとして移入された。

アメリカザリガニ1-090506
2009/05/06撮影

雑食性で繁殖力が強く、江津湖全域で水際の植物の根元をガサガサと網で探るとよく捕れる。

福岡では、雨水が流れ込む小さな側溝で、数百匹の小型のザリガニがいるのを見たことがある。
そこには落ち葉がたくさん沈んでいたので、それを食べて成長していたのかもしれない。

アメリカザリガニ2-090620
2009/06/20撮影

はさみが立派で勇ましく、カブトムシ同様に男の子のペットとして人気が高い。
甥っ子が自宅で飼っている数匹のザリガニは、夜中にガサガサと騒ぐし時々脱走する。

子供の時に、3人で100匹弱を捕まえたことがある。
当時加勢川上流には大きな中洲があり、ザリガニの巣穴がたくさんあった。穴の上に馬糞のように土が積もっており、その下にはたいてい大物のザリガニが潜んでいた。片手を肘まで突っ込んで抜き取るのだ。
その時はびくがザリガニだらけになり、取り出すのが大変だった。

参考文献:くまもとの自然シリーズ1 江津湖の自然 吉倉眞監修 熊本生物研究所

2009.08.26    カテゴリ:  植物 

   ミズアオイ

下江津湖の公園の湿地に、ホテイアオイのような植物がたくさんあった。

ミズアオイだとヨシの刈り取り作業をしている管理人さんに教えてもらった。

ミズアオイ1-090808
ミズアオイ2-090808

ミズアオイ科ミズアオイ属。葉の形が葵に似ているのでこの名前がある。
水田や沼地に生える一年草。高さ20~40cm。

ミズアオイ4-090808
ミズアオイ3-090808
青紫色の花を咲かせる。

昔は菜葱(なぎ)と呼びこの葉を食用にしたという。
そういえば父はホテイアオイのことをタイワンナギと呼ぶ。
ホテイアオイのように基部がふくらんで浮いている感じではなく、水底に根を張っている様子だった。

2009/08/08撮影
参考文献::田んぼの生き物図鑑 山と渓谷社



2009.08.25    カテゴリ:  昆虫類 

   ハグロトンボ<羽黒蜻蛉>

カワトンボ科ハグロトンボ。

ハグロトンボ1-090808
2009/08/08撮影
植物の多い緩やかな流れを好むトンボ。
羽は真っ黒で、胴体は青緑色に輝く。

江津湖では、セキショウやミゾソバが茂る木陰の清流を、ヒラヒラと舞っているイメージが強い。
割と大きくて動きもゆっくりなので見つけやすく、子供の頃からなじみがある。

ハグロトンボ3-090714
2009/07/14撮影
植物にとまったら羽を閉じたり、

ハグロトンボ4-090714
2009/07/14撮影
羽を広げたり、を繰り返す。

参考文献:トンボのすべて改訂版 井上清・谷幸三共著 トンボ出版


2009.08.24    カテゴリ:  植物 

   ミクリ<実栗>

ミクリ科ミクリ属ミクリ。

上江津湖の湖岸近くにたくさんある。
マコモかガマにしては葉に厚みがあるなと思っていたら、ミクリという植物とのこと。
以前は下江津湖の決まった場所にしかなかったという。

ミクリ3-090731
2009/07/31撮影
ミクリ1-090815
2009/08/15撮影
高さが70~100cmになる多年草。
葉は線形で茎より高くなる。

ミクリ2-090815
2009/08/15撮影
若い果実が栗のように見えるので「ミクリ(実栗)」となったという。

分かりやすい名前だ、と思ったけど油断できないのだ。
似たような実があったりしてすぐに勘違いしてしまう。ヤマトミクリという植物もあるらしい。

参考文献:熊本生物研究会ホームページ「江津湖の植物」
山渓カラー名鑑 日本の野草 山と渓谷社

2009.08.23    カテゴリ:  遊び 

   ぞうさんプール横の洗い場

カッパ天国の足洗い場1-090815
2009/08/15撮影
ぞうさんプール(カッパ天国)の横にある洗い場。
民家の庭に湧いていると思われる水が流れ出てくるところに、ゆるい階段が取りつけてある。
小さな子供はついつい下りたくなるスペース。
土手にはハナショウブが植えられていて、5月頃花を咲かせる。

カッパ天国の足洗い場2-090815
2009/08/15撮影
カッパ天国の足洗い場3-090815
2009/08/15撮影
結構サワガニがいたりする。
ぞうさんプールで泳いだ後に足を洗ったり、手をちょっと洗うのにとても使い勝手がいい。
深さは10cmくらいなので、小さな子供が遊ぶのにも安全だ。

カッパ天国の足洗い場4-040913
2004/09/13撮影
以前は空き缶で作られた2コの水車が、ギーコォギーコォと回っていた。
流れてきた葉っぱがつまったらストップして、でも誰かがすぐに葉っぱを取り除いていた。
この水車は最近なくなっていた。

2009.08.19    カテゴリ:  風景 

   夏の終わりに

8月15日。
昼くらいまで曇っていたためか、それとも夕方だからか、江津湖で水遊びする人がちょっと少なかった。

夏の終わり1-090815
夏の終わり2-090815
暑い夏日に、足を水に浸すと冷たくて最高。
ズボンが少々濡れても平気平気。

夏の終わり3-090815
木陰では、羽化したてのイトトンボが、体が成熟するのをじっと待っていた。

夏の終わり4-090815
ボタンウキクサの上で休息するムスジイトトンボ。
なんとなく夕陽に秋を感じた。
お盆が過ぎて、夏が早くも終わるのかも知れない。

200/08/15撮影





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