FC2ブログ

2020.02.17    カテゴリ:  先人に学ぶ 

   再掲 「澄んだ湖をつくる 阿蘇山麓からの提言」 2020年2月

九州東海大学農学部教授をされていた清水正元先生の著書

「澄んだ湖をつくる 阿蘇山麓からの提言」
1984年12月20日第1刷発行。

澄んだ湖をつくる

<目次>
はじめに
Ⅰ 汚濁の歴史
  1.水前寺・江津湖の生い立ち
  2.明治・大正時代
  3.太平洋戦争まで
  4.戦後の高度成長期
Ⅱ 湖沼の汚濁とはなにか
  1.汚濁のメカニズムと指標
  2.おもな水質汚濁源
Ⅲ 江津湖の環境はいま
  1.水質汚濁の現状
  2.水質汚濁と生物
Ⅳ 再生への道
  1.江津湖再生・五つの柱
  2.流域対策
  3.湖内対策と自然の創造
  4.湧水の保全
  5.環境の保全
あとがき

江津湖の水質はもとより、
歴史、人々の生活、動植物などについてよく調べて書かれています。

最近は江津湖の問題が色々取り上げられていますが、
35年前のこの本で既に述べられているものもあり、
またいくつかは実行されているものもあります。
古くて新しいバイブルです。
できれば、江津湖の管理や保全・再生にかかわる方、そして地元の方にも読んでいただきたい本です。

今私たちに見えている江津湖は、既に変わり果てた姿であることが分かります。

2020年2月

2020.02.14    カテゴリ:  先人に学ぶ 

   命日


今日は、元零戦搭乗員で「修羅の翼」を書かれた角田和男さんの命日。

ご冥福をお祈りします。


2019.12.04    カテゴリ:  先人に学ぶ 

   訃報

 
アフガニスタンで復興支援活動を続けられていた中村哲医師が亡くなられた。
現地で銃撃を受け、同行者5人も亡くなった。


数年前の講演会では、銃撃されたらどうしますかという会場からの質問に、「誰よりも一番に逃げます」と言ってみんなを笑わせておられた。



2日前の朝刊に活動リポートが載っていた。
「かつて一般的であった倫理観の神髄」「忠誠」「信義」

20191202「アフガンの地で」西日本新聞朝刊軽
アフガンの地で 中村哲医師からの報告 西日本新聞 2019/12/2朝刊 (画像をクリックで拡大)

2019.09.07    カテゴリ:  先人に学ぶ 

   菊池のかんがい用水群(熊本県菊池市)


世界かんがい施設遺産に「菊池のかんがい用水群(熊本県菊池市)」が登録されました。

おめでとうー。




下の写真は、原井手イデベンチャーの拠点になっているきくちふるさと水源交流館

140921-017_サイズ変更




登録された用水群の一つ、原井手
母方のご先祖が開削に関わったそうです。

140921-025_サイズ変更




ちょうど5年前に体験したイデベンチャー

140921-070_サイズ変更



2014/9月撮影 菊池市にて


参考:
農林水産省HP/令和元年度世界かんがい施設遺産の登録について
菊池市HP/菊池のかんがい用水群が世界かんがい施設遺産に登録されました。

2019.02.05    カテゴリ:  先人に学ぶ 

   五月

 
沖のうつくしか潮で炊いた米の飯の、どげんうまかもんか、あねさんあんた食うたことのあるかな。そりゃ、うもうござすばい、ほんのり色のついて。かすかな潮の風味のして。


舟の上はほんによかった。
イカ奴は素っ気のうて、揚げるとすぐにぷうぷう墨ふきかけよるばってん、あのタコは、タコ奴はほんにもぞかとばい。
壺ば揚ぐるでしょうが。足ばちゃんと壺の底に踏んばって上目使うて、いつまでも出てこん。こら、おまや舟にあがったら出ておるもんじゃ、早う出てけえ。出てこんかい、ちゅうてもなかなか出てこん。壺の底をかんかん叩いても駄々こねて。仕方なしに手網の柄で尻をかかえてやると、出たが最後、その逃げ足の早さ早さ。ようも八本足のもつれもせずに良う交して、つうつう走りよる。こっちも舟がひっくり返るくらいに追っかけて、やっと籠におさめてまた舟をやりおる。また籠を出てきよって籠の屋根にかしこまって座っとる。こら、おまやもううち家(げ)の舟にあがってからはうち家の者じゃけん、ちゃあんと入っとれちゅうと、よそむくような目つきして、すねてあまえるとじゃけん。
わが食う魚(いお)にも海のものには煩悩のわく。あのころはほんによかった。


あねさん、魚は天のくれらすもんでござす。天のくれらすもんを、ただで、わが要ると思うしことって、その日を暮らす。これより上の栄華のどこにゆけばあろうかい。



引用:苦海浄土 わが水俣病.石牟礼道子.講談社文庫

2019.02.03    カテゴリ:  先人に学ぶ 

   仙助老人とぶえんのいお


爺やん、あんた、百までも生きるような体しとって、腰ちんば引いて。石もなかところで、ぱたっとこけたりするとは、そらきっと水俣病じゃ。あんた目えにはまだ来んかな、目えはまだどげんもなかかな、こう爺やん。

なんばいうか。水俣病のなんの。そげんした病気は先祖代々きいたこともなか。
俺が体は、今どきの軍隊のごつ、ゴミもクズもと兵隊にとるときとちごうた頃に、えらばれていくさに行って、善行功賞もろうてきた体ぞ。医者どんのなんの見苦しゅうしてかからるるか。

そるばってん爺やん、ほらほら、せっかくの焼酎がいっこぼれてしもうて、地が呑んでしもうたが。こげんところつっこけて。目えもどげんかあっとじゃなかろうか。



この病にさえかからんば、あん爺さまは、きっと百まで生きらす爺さまじゃったよ。

そげんいやあ、あんわれ(あの人)も、ぶえん(無塩のとりたての魚のさしみ)の好きな人じゃったでのう。




引用:苦海浄土 わが水俣病.石牟礼道子.講談社文庫

2019.02.02    カテゴリ:  先人に学ぶ 

   仙助老人


今どきの軍隊のごつ、ゴミもクズもと兵隊にとっておらんじゃったころに、えらび出されていくさにとられた飛びきりの体ぞ。兵隊ちゅうても兵隊がちがうわい。風呂のなんの入らるるかい。ふやくる!


海ばたにおるもんが、漁師が、おかしゅうしてめしのなんの食わるるか。わが獲ったぞんぶん(思うぞんぶん)の魚で一日三合の焼酎を毎日のむ。人間栄華はいろいろあるが、漁師の栄華は、こるがほかにはあるめえが



引用:苦海浄土 わが水俣病.石牟礼道子.講談社文庫

2017.04.21    カテゴリ:  先人に学ぶ 

   画津湖の朝 海老原喜之助作

 
 
 
画津湖の朝


海老原喜之助作 画津湖の朝

2017.03.11    カテゴリ:  先人に学ぶ 

   竪山南風「魚楽図」

 
  
魚楽図は、熊本市出身で昭和の代表的な日本画家である堅山南風(明治20年~昭和55年)が大正15年(1926年)に江津湖畔で描いた5連作。
横浜美術館が所蔵しています。



鮒(ふな)
魚楽図_鮒700



朱(しゅ)ビンタ
魚楽図_朱ビンタ700



イダ
魚楽図_イダ700



蜻蜒(せいてい)
魚楽図_蜻蛉700



鰷魚(じょうぎょ)
魚楽図_ハヤ魚700





出典:
美術特集 竪山南風.アサヒグラフ別冊 第九巻第三号.昭和五八年八月十五日.朝日新聞社

2015.08.08    カテゴリ:  先人に学ぶ 

   居つきのがねかも

 
70才をとうに過ぎた父から、昨年の秋頃にウナギの話をききました。

昔から江津湖のそばで暮らす父は、祖父に連れられウナギの穴釣りによくいったといいます。
その父によると、地元では江津湖に居つくウナギを「がねかも」と呼んだそうです。
「がね」は蟹のことでしょうか。

「がねかも」は頭部が幅広い一方で、移動してやってくるウナギは頭部が三角形で割と細いそうです。
食べている餌の違いによるのかも知れません。


私はウナギを見ることが少ないため頭の形まで考えが及んでいませんが、
ウナギを見慣れた人には当然のことなのかも知れません。


びくのウナギ120408



2012/04/08撮影 江津湖にて


Copyright © 江津湖の水辺から All Rights Reserved.
Template basically designed by Sceneway,  Powered by FC2 Blog