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2020.01.16    カテゴリ:  江津湖以外 

   カジカ中卵型

 
カジカ中卵型(Cottus sp.)。

全長12~18cm。胸びれ条数13~16。
河川で産まれた仔魚は2~3週間内湾で過ごし、稚魚は成長のため再び河川を遡上する両側回遊型。
大卵型よりやや下流域に生息し、石礫底の小岩のすき間に身を潜める。


カジカ中卵型141123-055
E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f6.3 1/125秒 ISO400


繁殖期は3~4月。メスが浮石の下に卵をさかさまに産みつけ、オスが卵塊を保護する。
卵の直径は2.2~3.3mm、小卵型よりも大きく、大卵型よりも小さい。
主に水生昆虫類を餌とする。

清水正元氏の著書「澄んだ湖をつくる 麓からの提言」では、江津湖でカジカやギバチが絶滅したことが書かれており、これはカジカ(中卵型)が緑川水系で絶滅したことを意味しているのだと思います。
海から川に遡上しようとするカジカの稚魚たちは、下流域の堰を乗り越えきれなかったのでしょう。

カジカ中卵型191123-315(700)
E-620 ZD50mm Macro f5 1/250秒 ISO400 自然光

また最近の研究では、九州のカジカ大卵型(陸封型)と中卵型(両側回遊型)は同種の可能性があると考えられているようです。
カジカたちにこれ以上とどめを刺すくことがないよう、私たちはやっていけるのかどうか。


2014/11月、2019/11月撮影 有明海流入河川にて(江津湖以外)

参考:
・山渓ハンディ図鑑15 日本の淡水魚(編・監修/細谷和海、写真/内山りゅう).2015.山と渓谷社
清水正元.澄んだ湖をつくる 麓からの提言.1984.朝日新聞社.143-144頁
・菅野ほか.九州産カジカの形態的・分布的・遺伝的特性:単系統内における生活史2型の仮説.Ichthyological Research 65(4).2018.日本魚類学会.462-470頁
https://oikawamaru.hatenablog.com/entry/20180606/p1

2019.11.27    カテゴリ:  江津湖以外 

   シマヨシノボリ

 
ヤマノカミがいた川には、シマヨシノボリ(Rhinogobius nagoyae Jordan and Seale,1906)たちもいました。

スズキ目ハゼ科シマヨシノボリ。北海道を除く全国と台湾、朝鮮半島に分布。
全長6~7cm程度。
ほほに赤いミミズ状斑(しま模様)が、えらぶた上部にはっきりとした黒色縦帯が、体側には6個程度の横斑があります。

これがオスかな。

シマヨシノボリ191123-085(700)
E-620 ZD50mm Macro f7.1 1/180秒 ISO200




小型卵の両側回遊性で、大河川から小河川まで幅広く生息し、中流域に多いようです。
付着藻類や水生昆虫を捕食する雑食性。繁殖期は春から初夏で、雌雄とも腹が明るい青色になります。

繁殖期ではないので青色の腹は見られませんでしたが、ほおのしま模様の赤や目の周り、体側の青、口元やひれの黄色など、なかなか色鮮やかできれいな魚です。
そしてこの川でシマヨシノボリを見た限りでは、他の川のトウヨシノボリよりも警戒心が強いと感じました。よく泳ぎまわって人と距離を取ろうとしていましたが、しばらく追いかけると諦めたようにじっとしてくれました。

メス。

シマヨシノボリ191123-105(700)
E-620 ZD50mm Macro f5.6 1/180秒 ISO250



2019/11月撮影 有明海流入河川にて(江津湖以外)

参考:
・山渓ハンディ図鑑15 日本の淡水魚(編・監修/細谷和海、写真/内山りゅう).2015.山と渓谷社

2019.11.22    カテゴリ:  江津湖以外 

   ヤマノカミ

 
川底の浮石を動かすとヤマノカミ(Trachidermus fasciatus Heckel, 1837)がいました。
スズキ目カジカ科ヤマノカミ。朝鮮半島や中国沿岸部にも分布する大陸系遺存種で、日本では有明海に注ぐ河川と周辺海域に分布します。

吻がとがり、写真に写しきれていませんが、鰓ぶたには後ろ向きの鋭いトゲが4つあります。
オスメスとも、成熟すると鰓膜と臀びれ基部が鮮やかなオレンジ色になります。
写真の個体はお腹がふくれたメスでした。

ヤマノカミ191123-344(700)
E-620 ZD50mm Macro f5.6 1/180秒 ISO200


海で産まれて川へ戻ってくる降河回遊魚。
11~12月に川から海に下り、1~3月に河口域や内湾にあるカキ、タイラギなどの二枚貝の死殻内に卵塊を産む。
オスは卵を守り、産まれた稚魚は春に川を遡る。この時に、最下流のいわゆる潮止堰に遡上を阻害されている可能性が高いとのこと。福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県いずれの県でも絶滅危惧種。

食性は主にエビなどの甲殻類を食べる動物食。確かに、この川にはエビやカニの仲間がたくさんいました。


2019/11月撮影 有明海流入河川にて(江津湖以外)
参考:
・山渓ハンディ図鑑15 日本の淡水魚(編・監修/細谷和海、写真/内山りゅう).2015.山と渓谷社
・佐賀県の淡水魚-人と川と自然を考える-(監修/田島正敏).1995.佐賀新聞社
・塚原博.ヤマノカミの生態・生活史.九州大学農学部学藝雜誌12 (3).1952.九州大学農学部. 225-238頁

・福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県各県のレッドデータブック、レッドリスト

2019.11.11    カテゴリ:  江津湖以外 

   キビレ3匹

 
家から自転車で5分ほどの河口でキビレが釣れた。
今は時季がいいらしく、割と簡単に釣れてくれる。

今日のエサは青虫。

キチヌ191110

エラのあたりが黒いのは、一緒に活かしていたテナガダコ2名が墨を吐いたから。


2019/11月撮影 博多湾流入河川にて

2019.11.07    カテゴリ:  江津湖以外 

   身近な川にて


このサイトの右上にあるアルバムシリーズ
・江津湖の古い絵はがき
・図鑑 江津湖の魚たち
に少し手を加えました。魚の写真には何とか解説を加えることができました。




ところで休日の時間がある時には割と近くの川に行ったりしています。


イトモロコの大群がいました。

イトモロコ191102-044(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(14) f6.3 1/180秒 ISO200





ここのトウヨシノボリ好きです。

トウヨシノボリ191102-018(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f5.6 1/180秒 ISO200





ゼゼラが意外とたくさんいました。

ゼゼラ191102-052(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f6.3 1/180秒 ISO200



2019/11月撮影 博多湾流入河川にて

2019.10.23    カテゴリ:  江津湖以外 

   とりあえずゼロ円



近所の河口で釣れたキチヌ約20センチ。
次男がさばいてくれたものを塩焼き。
うまかったです。

20191024083516f2b.jpg
スマホで撮影



エサは現地採取したカキのむき身。


2019/10月撮影 博多湾流入河川にて

2019.10.14    カテゴリ:  江津湖以外 

   福岡にて


風の吹き具合をみながら、子供たちと魚釣りにいきました。

カネヒラのメスが結構な数いました。オスは小型のものが数匹。
在来のものかどうかは不明ですが、こんなところにいるとは知りませんでした。

カネヒラ191013-062(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(43) f5 1/180秒 ISO200



苔のようなものを食べています。

カネヒラ191013-049(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(38) f5.6 1/160秒 ISO200




ムギツクもきれいです。

ムギツク191013-088(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(43) f5.6 1/180秒 ISO200




カゼトゲもいたので、イシガイがあるのでしょう。
カゼトゲは見慣れた有明海流入河川のものとは、色合いがまた違うように見えます。
これは春はすごいことになっているのでは。

カゼトゲタナゴ191013-087(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(32) f5.6 1/180秒 ISO200

カゼトゲタナゴ191013-107(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f5.6 1/180秒 ISO250



2019/10月撮影 博多湾流入河川にて

2019.10.10    カテゴリ:  江津湖以外 

   おつかれさま 1号機


カネヒラを見に行きました。

父からカクビンタって教えられた魚です・・・。

カネヒラ191006-470(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(42) f5 1/180秒 ISO200




オスたちはメスをほったらかして盛んに闘争していました。
深みが大事!


カネヒラ191006-525(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(32) f5 1/180秒 ISO320

約9年間使ってきた一眼レフカメラが、どうやら壊れたようです。
元々展示品を安く買ったのですが、今ショット数を見ると11万回超。入門機にもかかわらずかなり無理させました。
そしてまた同じものを中古で買いました。


2019/10月撮影 熊本県緑川水系にて

2019.09.09    カテゴリ:  江津湖以外 

   夏の終わりに ハグロトンボ

 
ハグロトンボたちが、ハタハタと飛んでいました。


ハグロトンボ190901-242(700)
E-620 ZD50-200mm(137) f9 1/180秒 ISO200


2019/9月撮影 熊本県緑川水系の河川にて

2019.09.08    カテゴリ:  江津湖以外 

   彼岸花とシオカラトンボ

 
子供らを野外に連れて行きました。


彼岸花のつぼみとシオカラトンボ。

シオカラトンボ190908-31(700)
E-620 ZD50-200mm(158) f7.1 1/500秒 ISO320 自然光


アカネがいたんですが、子どもが散らしてしまいました。


2019/9月撮影 福岡県


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