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2020.05.23    カテゴリ:  江津湖以外 

   アブラボテ Tanakia limbata(Temminck and Schlegel,1846) 2019年撮影

 
江津湖ではほとんど見かけなくなったアブラボテTanakia limbata(Temminck and Schlegel,1846))。
江津湖下流の緑川水系では、ところどころでなんとか見ることができます。

その名の通りあぶらぎった感じの体色をしており、オスは背びれや臀びれが橙色や黒の縞模様になります。
また、口ひげが長いのも特徴です。

アブラボテ190504-262(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(54mm) f5 1/180秒 ISO200





このあたりではマツカサガイやイシガイに産卵していると思われます。
しかし面白いことに、タナゴ類がシジミ類や時にはカワニナをのぞきこむこともあります。

アブラボテ190504-253(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(41mm) f5.6 1/180秒 ISO200


2019/5月撮影 緑川水系の水路にて

2020.05.13    カテゴリ:  古い絵はがき 

   古い絵はがき 熊本名所 水前寺下流江津川ノ景


明治40(1907)~大正6(1917)に作られた絵はがきだと推定されます。

おそらく、現在のぞうさんプールの辺りから、北西を見た風景ではないかと思います。
中央より右側に今の野鳥の森が、左側に夫婦岩らしいものが見えます。

現在のように湖岸の車道や歩道がなく、周りには木々や民家が見えるのみです。
また、現在よりも随分水位が高いように見えます。

熊本名所 水前寺下流江津川ノ景(700)



図鑑「江津湖の古い絵はがき」も更新しました。
絵はがきの推定年代で西暦と和暦が一致していないところもあったので修正しました。
ほかにも何かお気づきがあれば教えてください。

2020.04.09    カテゴリ:  甲殻類 

   麦の穂が実るころ 4月

 
まだまだ青い麦畑。


麦畑20200405(700)
スマホで撮影





江津湖にミナミテナガエビがいました。

ミナミテナガエビ20200405-114(700)
E-620 ZD50mm Macro f5.6 1/160秒 ISO250




小型の個体が多かったです。
日中でも多少活動しているようです。

ミナミテナガエビ20200405-036(700)
E-620 ZD50mm Macro f5.6 1/180秒 ISO250



腕の大きなヒラテテナガエビはなかなか見つかりません。


2020/4月撮影 江津湖にて

2020.03.28    カテゴリ:  保全 

   水前寺江津湖公園利活用・保全計画(素案)に関するパブリックコメント結果


熊本市のサイトで、水前寺江津湖公園利活用・保全計画(素案)パブリックコメントの結果が公開されています。
リンク→ 「水前寺江津湖公園利活用・保全計画(素案)に関するパブリックコメント結果について」


江津湖のことを今後も検討する場である、水前寺江津湖公園利活用・保全推進協議会の会議資料や議事録も公開されています。
リンク→ 「水前寺江津湖公園利活用・保全推進協議会

令和元年11月27日に開かれた第6回協議会では、野鳥の森の伐採のことも話題に出ています。
興味のある方は、議事録の6ページを見てください。


下の写真は江津湖のトウヨシノボリ。年配の方にはイシカッチョと言った方が早いでしょうか。
希少種になんかなるなよぉ。

トウヨシノボリ20200321-208江津湖(700)



2020/3月撮影 江津湖にて

2020.02.08    カテゴリ:  古い絵はがき 

   更新 江津湖の古い絵はがき


江津湖の古い絵はがきコーナーに7枚追加し、推定される発行年次を追記しました。

 → 江津湖の古い絵はがき

2020.01.16    カテゴリ:  江津湖以外 

   カジカ中卵型

 
カジカ中卵型(Cottus sp.)。

全長12~18cm。胸びれ条数13~16。
河川で産まれた仔魚は2~3週間内湾で過ごし、稚魚は成長のため再び河川を遡上する両側回遊型。
大卵型よりやや下流域に生息し、石礫底の小岩のすき間に身を潜める。


カジカ中卵型141123-055
E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f6.3 1/125秒 ISO400


繁殖期は3~4月。メスが浮石の下に卵をさかさまに産みつけ、オスが卵塊を保護する。
卵の直径は2.2~3.3mm、小卵型よりも大きく、大卵型よりも小さい。
主に水生昆虫類を餌とする。

清水正元氏の著書「澄んだ湖をつくる 麓からの提言」では、江津湖でカジカやギバチが絶滅したことが書かれており、これはカジカ(中卵型)が緑川水系で絶滅したことを意味しているのだと思います。
海から川に遡上しようとするカジカの稚魚たちは、下流域の堰を乗り越えきれなかったのでしょう。

カジカ中卵型191123-315(700)
E-620 ZD50mm Macro f5 1/250秒 ISO400 自然光

また最近の研究では、九州のカジカ大卵型(陸封型)と中卵型(両側回遊型)は同種の可能性があると考えられているようです。
カジカたちにこれ以上とどめを刺すくことがないよう、私たちはやっていけるのかどうか。


2014/11月、2019/11月撮影 有明海流入河川にて(江津湖以外)

参考:
・山渓ハンディ図鑑15 日本の淡水魚(編・監修/細谷和海、写真/内山りゅう).2015.山と渓谷社
清水正元.澄んだ湖をつくる 麓からの提言.1984.朝日新聞社.143-144頁
・菅野ほか.九州産カジカの形態的・分布的・遺伝的特性:単系統内における生活史2型の仮説.Ichthyological Research 65(4).2018.日本魚類学会.462-470頁
https://oikawamaru.hatenablog.com/entry/20180606/p1

2020.01.05    カテゴリ:  魚類 

   冬のオイカワ

 
湧水の流れに日光が差し込んでいました。
いつの間にか水草が光合成を始め、小さなたくさんの気泡が水面へと浮き上がっていきます。

上江津湖湧水域の水温は、年間を通して18~20℃であり、一般的な冬の川と比べるとずいぶん温かいです。

そうしたところで、まだ若いオイカワOpsariichthys platypus(Temminck and Schlegel,1846))たちはのんびりと冬を過ごしているように見えました。

オイカワ20200101-123(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(54) f5 1/125秒 ISO250


2020/1月撮影 江津湖にて
参考:
・山渓ハンディ図鑑15 日本の淡水魚(編・監修/細谷和海、写真/内山りゅう).2015.山と渓谷社
浅川牧夫・開田耕.江津湖・加勢川水系および木山川水系における水温変化とAeromonas 属細菌および大腸菌群の分布.熊本大学教育学部紀要 自然科学46.1997.熊本大学教育学部.219-234頁

2020.01.03    カテゴリ:  遊び 

   セリ摘み

 
正月にいつもの場所でセリ摘みをしました。

また若くて小さかったですが、たくさんありました。
子供らと10分ほどで、小さな袋いっぱい。

福岡に持ち帰ってから軽めにゆでで、

セリ20200103-1



うすくち醤油、すりごま、鰹節とあえて完成です。

セリ20200103-2

子供らもセリと他の植物とを見分けるようになりよかったです。


2020/1月撮影 福岡の自宅にて

2020.01.02    カテゴリ:  魚類 

   令和2年 元旦

 
熊本の正月は晴れ上がりました。

湧水が流れ出るところに、魚たちが集まっていました。
写っている魚はカワムツCandidia temminckii(Temminck and Schlegel,1846))たちです。


カワムツ20200101-163(700)
E-620 ZD14-54mmⅡ(35) f5 1/180秒 ISO200


2020/1月撮影 江津湖にて

2019.12.28    カテゴリ:  保全 

   年末のパブリックコメントふたつ


いつの間にか12月になって寒くなってきたと思ったら、瞬く間に年末になりました。
水前寺もやし収穫のニュースを横目に何とか今年も仕事を終えました。

年末は行政のパブリックコメント(意見募集)が立て続けに掲載される時期でもあります。
身近なところでは2件。


[熊本市] 水前寺江津湖公園利活用・保全計画(素案)に関するパブリックコメント(意見募集)

市民ではありませんが、江津湖の利活用・保全計画の素案では、広木地区でグランピング等の新たな遊び場づくりというところが一番気になる。
なぜ江津湖でグランピング?
贅沢で高級志向の自然体験施設という方向であれば、なんか嫌。お金を使わずに老いも若きも心を開放できるのが江津湖の良さ。あと、利活用エリアとされながら具体が示されていないところも要注意。水戸岡鋭治氏がデザインした"おしゃれな江津湖"のようにはなってほしくないなあ。
ゾウさんプールの再整備は良いのでは。今は朽ちたが、昔あったような小規模な桟橋、木陰となる水辺の樹木などがあると親子とも楽しめる。

ゾウさんプールのヤナギ110413-088江津湖 090809-147江津湖
 貴重な木陰だったゾウさんプールのシダレヤナギ     江津湖を利活用する子供たち



[環境省] 「種の保存法の一部を改正する政令(案)」に対する意見募集(パブリックコメント)

種の保存法の追加指定種には、江津湖にもいるタナゴの仲間のセボシタビラが含まれています。
指定されると捕獲・採取、譲渡し等が原則禁止。当分仕方がない。生息地等保護区等の指定は今のところなさそう。でも生息地周辺の河川、水路の改修の方法には法で縛りをかけてほしい。



などなど勝手なことを考えつつ、年末年始はお休みをもらい英気を養いたいと思います。

みなさま、では良いお年をお迎えください。





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